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 夏は海や水辺などでの撮影が増えます。水辺でなくても、撮影中に急に雨が降ってくるなどといった状況もあります。水中に落としたり直接水がかからない限り、通常のデジカメでも簡単に壊れることはありません。

 しかし、初めから水に強い防水デジカメであれば、より安心して撮影できます。本体が汚れても水洗いができるのもメリットです。単に防水といっても、実は防水性能のレベルは機種によって異なります。

 工業製品における防水性能に関しては、JIS(Japan Industrial Standard=日本工業規格)という規格により、防水の度合いに応じてレベル分けされています。これを「JIS保護等級」と呼びます。防水性能が高くなるにつれて、0級から8級まで級数が上がります(詳しくは下表を参照)。

【JIS保護等級の種類と意味】
デジカメの防水性能を表すJIS保護等級は、レベルによって0級から8級まで分かれる。4級は「生活防水」と呼ばれ、雨天時やスキー場でも安心して撮影できる

 各級ごとに、防水性能を試すテスト方法が細かく決められています(下図)。

JIS保護等級4級のテスト風景。テスト方法は、デジカメを決められた状態で固定し、30~50cm離れた上下左右の全方向からじょろ口を使って散水する。散水量は10リットルで、水圧は50~150kPa(キロパスカル)。試験時間は製品の表面積1平方メートル当たり1分間で、トータル最低5分間以上
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 0級は水に対して無保護なことを表します。1級、2級は水滴を受けても影響がないこと、3級は雨に濡れても悪影響がないことを示します。一般に3級以下の機種には、「防水デジカメ」という言葉は使われません。

 防水デジカメの中でも「生活防水」と呼ばれることが多いのが、JIS保護等級4級の防水性能を持つデジカメです。ただ、4級に相当する生活防水性能を持っていても、やはり水の中に落としたりすると壊れる可能性があります。もちろん水中では使用できません。もし水中で撮影したいのなら、7級の「防浸型」に相当する一部の機種か、8級の「水中型」に相当する機種を選びましょう。最近では、持ち運びやすいコンパクトサイズながら、8級の防水性能を持つ機種が登場しています。

 水中撮影をしたいのなら、個別の機種に対応した別売りの防水ケースを購入する手もあります。ケースによってJIS保護等級の7級、もしくは8級に対応したものがあります。

 ただし、気をつけたいのは、同じ級数のデジカメや防水ケースでも、機種によって潜れる深さや水中での撮影時間が異なる場合があるという点です。ダイビングが趣味の方は、自分の用途に合わせて機種を選ぶとよいでしょう。