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私が初めてSpotwaveのZen 1900について聞いたのは、今年の初めごろだった。これは、携帯電話用の高性能無線増幅システムである。

私はぜひ1台、手に入れたいと思っていた。なぜなら、私が持っているCingularの携帯電話を混沌の館で使おうとすると、大きな窓にできるだけ近づいて、そこにいなければならなかったからだ。

ほんの1メートルほども歩くだけで、通話が切れてしまう。ダン・スピサックも混沌の館に来たときにまったく同じ経験をしたが、彼は電話を窓の敷居に置き、Bluetooth接続のイヤホン式電話機を使って通話した。

私はPacific Bellの携帯電話サービスを選んだ。混沌の館では、他のサービスが使えなかったからだ。しかし2、3年たって、Pacific BellはCingular Wirelessに売却された。この結果、サービスは全面的に改善されたといわれているが、私にとってはそうではない。

実際、この売却後、私は家の中で携帯電話が使えなくなった。外のバルコニーではまだ使えたが、今度はCingularがSBC Communicationsに売却され、その後は家の中で携帯電話を使おうとすると、窓の外の電波を必死に捕まえなければならなくなったのだ。SBCはAT&Tになった。だが、何の改善もなかった。

Spotwaveは、それをすべて修正すると約束した。Spotwaveをどこか、たとえば窓の敷居に置けば信号をキャッチできる。そして家の中のどこででも携帯電話が使えるようになる。そのように彼らは確約した。私は、それを試すのが待ち遠しかった。

同社は装置のテスト版を4月には試せると考えていた。しかし、新しい電子機器がたいていそうであるように、スケジュールはずれこんだ。

すると5月に、AT&T/Cingularが何か状況が変わるようなことをした。たぶん、Pacific Bellの時代から使われずに放置されていたアンテナを復活させたのだろう。何をしたのかは知らないが、突然、家のどこででも携帯電話が使えるようになったのだ。

(次回へ続く)