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 先日、実家から「『ウイルス対策ソフトの期限が切れそうです』ってメッセージが出たんだけど、どうしていいか分からない~」という電話がかかってきました。「とりあえず期限が切れたらLANケーブルは抜いといて」と言ったのですが、「LANケーブルってどれ?」「・・・」。

 実家では『日経パソコン』を購読しているはずなのに、いったいどこを読んでるんでしょう。で、私が更新作業に行ったのですが、「いま使っているソフトをそのまま更新するか別のメーカーに乗り換えるかどっちにする?」「分からないから何でもいいよ」「すこしは自分でやろう(考えよう)よ!」「分からないよ~」という会話をひととおり繰り広げ、結局、今まで利用していたソフトに特に不満もないようなので、そのまま更新することに。

 作業しながら改めて思ったのは、今時のウイルス対策ソフトの更新は以前にくらべてずいぶん簡単になっているのにもかかわらず、それでも初心者にとっては難しいということです。さらに「ウイルス」という用語がつきまとっているため、手続き中に「本当にこのやり方で正しいのだろうか? 何か間違っていて感染しないだろうか?」というある種の恐怖心を喚起されるらしいということも分かりました。

 また、ウイルス対策ソフトは「○○がしたい」という要望をかなえるものではなく、「安全のために置いておくもの」なので、初心者にとっては機能の違いなどが分かりにくい。ウイルス対策ソフト市場において、パソコンにプリインストールされているメーカーと、低価格製品が高いシェアを持っているのはそのためなのかもしれません。

 今年はジャストシステムやドイツのG DATA社が「性能」を売りに、ウイルス対策ソフト市場に参入してきました。ただ、ユーザーにどのように「性能」をアピールするのか、なかなか大変なのではないでしょうか。ウイルス対策ソフトの「性能」をどのように測ればいいのか、その「性能」の差をユーザーにどう伝えるべきなのか、が今後の私の課題だなあと感じています。