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 年の瀬が近づくにつれ、宴席に誘われる機会が増えてきます。仲間との飲み会では、二次会はカラオケで盛り上がるというのが定番のコース。なんとか流行の歌をマスターしようと努めていますが、つい最近、ふと「一体、自分の持ち歌はどれくらいの数になったのだろう?」との疑問が頭をかすめました。みなさんも、こういう素朴な疑問が頭に浮かぶことはありませんか。

 こんなとき、疑問解消に役立つ便利な方法があります。それが「マインドマップ」という視覚を利用した情報の整理法です。

 まずは、画像をご覧ください。これは欧米でナンバー1の売り上げを誇るマインドマップ作成ソフト「MindManager」を使って、カラオケで歌いたい曲をマインドマップ化したものです。手順はとっても簡単。まず画面中央の箱に中心となるトピックを書き込んで、後は心の趣くままに関連するキーワードやイメージを入力していきます。

カラオケで歌いたい曲をマインドマップで作成した図。ノリ系やバラード系などに分類すると、自分の好みなど大まかな傾向がひと目で分かる

 この作業は、粘着メモにアイデアを書き込むブレーンストーミングに似ています。[Enter]キーを押すだけで、どんどんキーワードを入力する箱が出てきます。これは情報を縦に羅列するリスト方式に比べて、より人間の思考に合った方法のため、アイデアが出てきやすいというメリットがあります。

 ひと通り入力し終わったら、似たようなキーワードを象徴するカテゴリーワード(カラオケなら「バラード系」や「ノリ系」など)を作って、その下にドラッグ・アンド・ドロップでキーワードを動かして分類します。実際にマインドマップを作成しているときには、この分類作業の間に、入力し忘れていた曲がさらに2~3曲浮かんできました。

 作成したマップを眺めていると、自分の好みのアーティストや音楽のジャンルがひと目で分かります。昔はExcelやWordで上下に曲を羅列していたのですが、マインドマップで整理した方がはるかに見やすいのです。仮にExcelを使ってジャンルごとに曲を縦に並べると、全曲を見渡すのに上下にスクロールしなくてはなりません。マインドマップなら、ひとつの画面に多くの情報を表示できるため、大まかな傾向をとらえるのに非常に適しています。

 実際の運用例を見ると、ビジネスシーンにおいてプロジェクトの進行管理に活用したり、プレゼンテーションの全体の流れをまとめるといった事例があります。ちなみに、ある営業マンは顧客と一緒に顧客のニーズをマインドマップでまとめ、商品の売り上げにつなげたそうです。

 ほかにも、クリエイティブな現場でアイデアを創造するのに利用したり、論文の作成に使ったりと工夫次第でいろんな使い方が楽しめそうです。個人的には「子供時代」や「学生時代」などと年代別に分類して、印象的な思い出を自分史としてまとめてみるのも面白いかなと思います。

 このマインドマップ、欧米ではかなり活用されているようですが、日本ではまだ活用例が少なく、ようやく専門書が数冊出てきたところです。ただ、MindManagerを販売する米マインドジェットのビジネス開発担当副社長である、クリス・ホルムス氏は「日本人はもともと漢字という視覚的な言語を使って情報をやり取りしていた。マインドマップは日本人に適した表現方法だ」と、日本でも今後マインドマップの導入例が増えていくだろうと説明してくれました。

 論より証拠ということで、ぜひ一度マインドマップを実際に作成してみて、効果のほどを確かめていただければと思います。マインドジェットのWebサイトから、期間限定の無料試用版をダウンロードすることが可能です。

 試用版が気に入ったら購入を検討するのも手ですが、MindManagerは日本語版のWindows版が5万2000円、昨日(2006年10月11日)、発売を開始した日本語版のMacintosh版でも2万9800円と高額です。その分、基本的な使い勝手に優れ、htmlリンクやExcelのシートも埋め込めるなど機能は豊富です。

 使い勝手や機能にこだわらなければ、無償でダウンロードできるフリーウエアの「FreeMind」や、6825円でダウンロードできるジャストシステムの「アイデアマスター」といったソフトもあります。お好みの製品でマインドマップの世界を味わってみてください。