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 先日、都内の量販店に行きました。妻が携帯音楽プレーヤーを購入したいというので、一緒に付き合うことにしたのです。私のお薦めは、ソニーの新「ネットワークウォークマン」。新モデルの一部は、外部の騒音を打ち消すノイズキャンセル機能を搭載していたので、音楽を聴くだけならアップルである必要はないと思ったのですが…。

 いざ携帯音楽プレーヤー売り場に足を踏み入れると驚きました。圧倒的にiPodの占める割合が高いのです。売り場の6割、いや7割を占めていました。棚にはiPodの全ラインアップ、全カラーバリエーションをずらりと展示しています。休日とはいえ、かなりの活況を呈していました。

 もっと驚いたのが、iPod関連のアクセサリーの多さ。大半は、純正品ではなくサードパーティ品。iPod本体を保護するケースだけでも100種類はあるでしょうか。このほか、リモコン、音声を無線で飛ばすトランスミッター、スピーカーなど製品構成は実に多彩。売り場に並ぶアクセサリーを眺めて歩くだけでも結構楽しめました。

 iPodというと「iTunes Store」やポッドキャスティングなどのネット連携サービスが注目されがちですが、こうしたアクセサリー市場の盛り上がりも、iPodの市場を支えてます。後で調べてみたところ、どのiPodも共通の拡張用端子を持っていました。サードパーティが各種製品を投入しやすいのは、この共通拡張端子のおかげといえます。

 一方、ソニー製品にも拡張端子はあるのですが、機種ごとに仕様が異なり、関連アクセサリーは数えるほどしかありません。その量販店では、ソニー製品の売り場は建物の隅においやられていました。関連アクセサリーが少ないので、本体だけでは売り場を拡張しにくいようです。iPodの売り場が盛況なだけに、明暗が際立ちます。

 iPodは購入した後でも周辺機器で拡張する喜びがあるように感じます。アップルは、ソニーがかつて初代ウォークマンで生み出した文化を、各種のネットサービスだけでなく、アクセサリー市場によっても形成しているのではないでしょうか。

 結局、妻はiPod nanoに加えて、シリコン製の本体ケースとリモコンをお買い上げ。帰途に着くまでずっと上機嫌でした。