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告白しておくが、私はVistaが非常に気に入っていた。うまく動いている間は、だ。ガジェットとアニメーションが好きだった。検索ユーティリティーはよく機能した。Vistaには好ましい点もたくさんあったのだ。

ばかげたことは私が試すので、読者の皆さんはする必要がない。そして私は再び、Vistaを試したいという強い誘惑にかられた。

今度はアドバイザーに議論してもらった。疑問はこうだ。もし64ビット機が将来の主流なら、そもそも32ビットのVistaなんて気にする必要があるのだろうか。この議論は面白かった。まず、ロバート・ブルース・トンプソンからだ。この人はLinuxユーザーなので、Vistaがなくても痛くもかゆくもない。

「現時点でVistaについてそれほど言うべきことがあるのか私には分からない。RCと呼んでいるが、時期遅れのアルファ版じゃないか。まだ機能を追加したり削除したりしている有様だ。良識的な定義をすれば、これはまだアルファ版だ」。

「32ビットのVistaが必要か、という疑問については、マイクロソフトは現在使われている何億台もの32ビットシステムを無視することはできない。マイクロソフトが以前、1年目の終わりにはVistaの普及率は20%に達すると主張したことを私は覚えている。これはXPの2倍だ。他のオブザーバーのほとんどは、10%まで行けば御の字だと言っている」。

「私の見るところ、Vistaの導入はマイクロソフトのOSの中で最も低調になるだろう。特にビジネス利用の場合は、何も引かれるものがない。効果的な実装をするためにはハードウエアをすべて一新しなければならない」。

「付け加えると、先日、ロン・モースが私の“なぜ私はLinuxを動かすためにビデオカードに400ドル投じたか”というメッセージボードに興味深いリンクをポストした。そのリンクは“Vistaはけばけばしいと思うか”となっているが、一読に値する」。

これを読めば、高性能のビデオカードを使ってLinuxに何ができるかが分かる。そして、Linuxを持っているなら、なぜ好き好んでVistaに頭を悩ませるのか、とキャプテン・モースは問いかけている。そしてモースは、次のように付け加える。

「私はビデオカード(ATI X1950XTX)に400ドル使ったが、これは稼働時間の99.6%がLinuxに占められているマシンのためだ。私が買おうと決心したのは、YouTubeのデモで取り上げられていた技術(XGL/Compiz)に関心があったことが大きい」。

「だが、カードを手に入れた後になって、私はnVIDIA 6600シリーズのビデオカードでいい性能が出たというレポートをたくさん見た。どれも信頼できる内容だ。いま私が持っている中で最高のビデオカード(ほとんど音がしない)は、カナダのATI Technologiesの製品だが、nVIDIA 6600シリーズの方がかなり安い」。

「私が最初に書いたことはすべて真実だったが、明らかに無用だった。Linuxを動かすためにビデオカードに400ドルを払ったが、他の人もそうすべきだとは必ずしも思わない。ただし私のマシンは、Vistaを搭載する準備が整った。私にその気はないにしても」。

その後、ピーター・グラスコウスキーがこう指摘した。64ビット版Vistaにはドライバーが必要だが、多くのデバイスにはまだ64ビット互換のドライバーがない。Vista 64にはメモリーがもっとたくさん必要だ。ここではメモリーの問題はまだ取り上げないが、おそらく64ビット版ではうまく動かないアプリケーションが絶対にあるだろう。

要するに、これはまだ実験である。たぶん64ビット版より32ビット版の方が、トラブルが少ないだろう。32ビットを安定して動かし、それから64ビット版で実験することを検討すればいい。それがよい考えというものではないだろうか。