PR

ある読者が、デュアルプロセッサーについてコメントしてほしいと言ってきた。それにシステムも推奨してほしいというのだ。私にできる唯一のコメントは、何のためにそれが欲しいのか、というものだ。

思いつきでいいなら、もう一つの質問に対する私個人の答は、優秀なIntel Core 2 Duo搭載Macを買って、Parallelsを手に入れるように、というものだ。この質問はかなり論議を呼んだ。ピーター・グラスコウスキーは次のように言っている。

「一般的には、デュアルコア・プロセッサーの方がシングルコア・プロセッサーよりもいいと思う。シングルコア・チップの方が若干速いという事実を考慮しても、そう言える」。

「マルチメディア処理を多用するソフトを動かしていなければ、もう1つのコアは、あまり酷使されない。2個目のコアは、いまメインウインドウであなたが実行している操作によってバックグラウンドアプリケーションの処理が邪魔されないようにしてくれるのだ」。

「ちょっと考えてみると面白いのだが、この理屈はどこまで拡張できるだろうか。2個のコアを使いっぱなしにするようなプログラムは、コアが4個あってもそのすべてを占有するだろう。しかし4個のうちの2個は、日常的な処理で使うことはあまりない」。

「ここから推測できるのは、次のことだ。2コアのプロセッサーと4コアのプロセッサーは市場で共存する。ユーザーは使うソフトウエアと予算に応じて、どちらかを買うだろう。もちろん、4コア以上のマシンはサーバーに適している」。

「8コアや16コアのプロセッサーがコンピューターの主流になる可能性が出てくるまでは、そのような余分なコアにはあまり効用はないだろう。そういった資源を有効に活用できる新しいソフトウエアが入手できるのなら話は別だが」。

「チップにどんどんコアを載せるだけで営業上有利になるという状況がなくなれば、プロセッサーベンダーは個々のコアの性能をもっと高めなければならなくなる。その方がずっと難しい」。

グラスコウスキーの主張に対し、トンプソンは次のように補足した。

「その主張は非常に的確だ。コアが増えるにつれて規模のメリットは徐々に低下するが、その点を無視したとしても、普通のユーザーは2個以上のコアがあってもおそらく利点を感じないだろう」。

「しかし、その2個目のコアはOSやバックグラウンドプロセスの実行には役立つ。だからユーザーは実質的に、常にフォアグラウンドタスク専用に1個のコアを使うことになる。普通のユーザーの目から見ると、シングルコアとデュアルコアの違いは、以前私がデュアルPentium!)システムを構築した時のようなものだ」。

「どんなに速いCPUを使っていても、タスクが増えるにつれてシングルCPUシステムは目に見えて遅くなる。デュアルのシステムでは、そんなことはない。これは、自分ではマルチタスクを使っていると思っていない人も含めた平均的なユーザーにとって問題になることなのだ」。

そしてエリック・ポバースが締めくくった。

「同感だ。現在主流になっているアプリケーションを、2個以上のプロセッサーを効率的に使っているワークステーションやサーバーのアプリケーションに近づけるには多くの時間と労力が必要だ。だが、デュアルプロセッサーは普通の作業なら楽々とこなす」。

「現代のOSは、バックグラウンドで非常に多くの処理を実行する。デュアルプロセッサー機は、そのようなOSを使っているほぼすべてのユーザーにとって改善策になる。アプリケーションはデュアルコア向けに最適化されていないかもしれない。しかしOSに負荷がかかっているときでもレスポンスが上がる傾向があることは確かだ」。

「私の古いデュアルCeleron 533システムが良好に動いているのに対して、はるかに高速の単一のPentium!)マシンが同じタスクのセットを実行中にレスポンスが悪くなることがよくあった。プロセッサーが1個、完全に占有されている間に、もう1個のプロセッサーで処理できるように空けておくというのは、いい方法である」。

これは私自身も経験し、非常に確かなことだ。過去数年間、私は、通信用のマシンをデュアルプロセッサーにすることにこだわってきた。純粋な速度はそれほど重要ではない。Mirraのような自動バックアップシステムを動かすと、愚鈍で古いOutlookはどうやっても遅くなる。デュアルプロセッサー・システムはその苦痛を大幅に減らしてくれるのだ。

幸いなことに、普通に買えるマシンはすべてデュアルプロセッサーになるだろう。この新しい計算能力を十分に活用できるソフトウエアはまだ現れていないが、マルチプロセッサーが一般的になれば、デュアルプロセッサーを活用する優れたプログラマーが現れることは間違いない。