PR

トンプソンはWindows一族のシステムを好まない。また彼は、Linuxシステムでほとんどの仕事をする。彼はO'ReillyからBuilding the Perfect PC, Repairing and Upgrading Your PCを出している。その本のフォーマットは複雑だったが、それもLinuxで処理したのだ。

そんな彼から最近こんなメールをもらった。その件名は「正気の人がVistaをインストールしたりするだろうか」となっている。

参考:arstechnicaの記事

「Vistaは、自分が無許可のコピーだと判断すると動かなくなる。また我々はみな、どれが無許可のコピーで、どれがそうでないかを判断するときのマイクロソフトのやり方を知っている。マイクロソフトは共同という心を失ってしまい、一方、他のすべての人々に対しては明らかに、そういう心があると信じている」。

これは、私の友人やアドバイザーの間に白熱した議論を生んだ。すかさずコメントしたのはローランドだ。「うまくごまかす方法を人々が見つけたりすると、DoS攻撃の心配が増えるとでも思っているのさ、はん!」。今はこれには立ち入らない。しかし、これは意味深い考察である。

グラスコウスキーは、いつもながら具体的な話をした。

「聞くところによると、例えばフリーマーケットでVistaのDVD-Rを買ったりすると正当なアクティベーションキーを持つVistaは決して手に入らないが、そのような場合には30日間動いた後で“Webブラウジングステーション”というものに変わるらしい。この名前は、話をしてくれた人が言ったのをそのまま書いた。簡単に言うとそういうことだ」。

「その話の続きはこうだ。Vistaは、虚偽のアクティベーションが行われたと判断すると、Aero、ReadyBoost、そしてWindows Defenderを停止させ、デスクトップの右下の隅に、Windowsのこのコピーは本物ではない、としつこく通知してくるそうだ」。

「XPのやり方や、他の方法と比べれば、これはかなりましだ。このどちらも、トンプソンが言うように“動かなくなる”わけではないからだ」。

「それに私は、Vistaがアクティベーション情報を確認する際に間違いが増えると決めつけてしまうのはどうかと思う。確かに、XPがアクティベーションを確認するやり方には問題がある。しかしVistaは違うメカニズムを使う。その新しいメカニズムについては何もわかっていないのだ」。

我々は、マイクロソフトが不法コピーに困っていることを知っている。中国や旧ソ連で動いているソフトの大多数は本物ではない、という指摘もある。マイクロソフトのジレンマは、米国や欧州の顧客たちがマイクロソフトに不満を持って他社製品に乗り換えたりしないように気をつけながら、中国や旧ソ連からもある程度の収入を得たい、という点にある。

実際、今は代わりになる製品があるのだ。アップルのMac OS Xは単に使えるだけでなく、Vistaと同じようにクールである。Linuxで動かないソフトウエアはまだ多いとはいうものの、我々がコンピューターを使って処理する必要のあるものは、ほとんどすべてがLinuxで非常によく動く。Linuxは、今やIBMを含む一流企業が支援しているのだ。

アップルはクールなハードとソフトを持つのみならず、いまやVistaをうまく使える最良の方法として、最新のIntel Core 2 Duo搭載Macで動くParallels(仮想化ソフト)が存在する。レオ・ラポートは彼の新しい4コアのインテル搭載MacでVistaを動かし、それが大変気に入っている。だが、デュアルコアだって「十分よい」以上のものなのだ。