PR

 「外出先にデータを持っていきたい」と思ったときに、真っ先に頭に浮かぶのは「USBメモリー」だろう。小型軽量で価格も安い。パソコンに差せばすぐに使えるし、高い所から落としても、よほどのことがない限り壊れる心配はない。実際、店頭での人気は高い。

 だが、データを持ち運ぶ機器としての選択肢はUSBメモリーだけではない。ポータブルハードディスク(HDD)の利用もお勧めしたい。ポータブルHDDには、USBメモリーにはない魅力があるからだ。

USBより16倍お得

 ポータブルHDDの最大の魅力は、記録容量の大きさだ。1万円程度で容量が40GBの製品が購入できる。40GBもあれば、大量のデジカメ画像を保存したり、システム全体をバックアップしたりできる。256MBや512MBのUSBメモリーでは、データがたまれば、こまめに消去する必要があるが、40GBのポータブルHDDなら、空き容量を気にせずデータをためられるのだ。

 ポータブルHDDはUSBメモリーに比べ、価格当たりの容量が大きいことも知っておきたい。USBメモリーは1GB製品の最安値が4000円。1万円当たりの記録容量で見ると、ポータブルHDDが40GBなのに対し、USBメモリーは2.5GBしかない。その差は16倍にもなる。ポータブルHDDは、とてもお得な外付け記録装置なのだ。

 USBメモリーに比べて、ポータブルHDDでは、添付ソフトが充実している。大手周辺機器メーカーの製品には、暗号化やバックアップなど、多数のソフトが付属しているのだ。

主流は耐衝撃製品

 ポータブルHDDは、HDDの構造上、USBメモリーに比べて、衝撃などには弱い。しかし、最近では「耐衝撃」をうたい、衝撃に強いことを特徴にした製品が多数登場している。

 耐衝撃HDDは、内部や外装に衝撃を吸収する素材を採用し、落下などの衝撃から内蔵ドライブを保護する工夫を施したHDDだ。周辺機器メーカーは、独自の落下試験を行い、動作を確認したうえで、耐衝撃HDDとしている。落としたHDDの動作を完全に保証するものではないが、「落としたり、ぶつけたりなど、ちょっとした衝撃に対する不安感を払拭できる」(ロジテック)というのも確かだ。

 本体は小型化も進んでいて、胸ポケットに入る製品もある。加えてUSBケーブルで給電できる「バスパワー」対応の製品も多い。USBケーブルのみで動作するので、使い勝手はよい。

製品トレンドをチェック

 それでは製品のトレンドと選び方を見ていこう。現在、最も値ごろ感があるのが、1万円程度から買える40GBの製品だ。実際、店頭でも一番人気が高いのはこの容量帯になる。価格は高くなるが、容量当たりの価格で見ると、80GBの製品が平均1万4000円前後とお買い得だ。

 耐衝撃対応の有無による価格差はわずか1000円前後。重要なデータを保管するのであれば、耐衝撃対応製品を強くお薦めする。現在、耐衝撃対応製品には、内部に緩衝材を配置するタイプと、ケース外部を緩衝材で覆うタイプがある。一般に衝撃に強いのは内部タイプといわれる。一方、外部タイプは落下しても破損が小さく、日常の使用でも傷つきにくいといった利点がある。

 常に携帯するのなら、本体サイズもチェックしたい。同じ耐衝撃対応製品でも、厚みや形状は大きく異なる。かばんや収納するケースにぴったりする製品を選ぼう。

 添付ソフトも要チェックだ。製品ごとにソフトの種類や数は異なる。独自性の高いソフトを搭載して差別化を図る製品も多い。自分の使いたい機能を備えているものを選ぼう。

 製品によっては給電専用のケーブルが付属する。これはパソコンのUSB端子に接続して、ポータブルHDDに電力を供給するケーブルだ。USBケーブル1本でバスパワー駆動ができない場合の保険として利用する。

* 価格情報は2006年11月10日に調査したものです