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 ポータブルHDDは、大容量かつ場所もとらないので、パソコンのバックアップ先として手軽に利用できる。いくつかの製品は、標準でバックアップ機能を備えており、購入してすぐにバックアップができるようになっている。

 仮想ドライブ機能を備えた、バッファローのHD-PHGU2/UCシリーズは、システム全体をバックアップする機能も搭載している。このバックアップ機能と仮想ドライブ機能を組み合わせると、OSを起動することなく、簡単にバックアップとリカバリーが可能になる。仮想ドライブ機能を使って、内蔵のソフトを起動させるとソフト上でバックアップやリカバリーができるのだ。特にソフトをインストールする必要もない。

 パソコンを購入して、自分好みの環境を作り、それを保存すれば、「マイ初期状態」を手軽に保存することが可能だ。ただし、この機能を使うには、USB接続のCDドライブから起動ができるパソコンに限られる。使う前には自分のパソコンがその機能を使えるか確認しておこう。

 最近のパソコンが搭載しているHDDの容量は、標準的なデスクトップで250G~300GB、ノートパソコンでも80G~160GBあるので、40G~160GBのポータブルHDDへのバックアップは不可能のように思える。だが、初期状態のパソコンが実際に使用している容量は、10G~20GB程度がほとんど。巨大な動画ファイルや大量のアプリケーションをインストールしていない限り、ポータブルHDDでもバックアップは十分可能だ。なお、バッファローも含め、バックアップソフトのほとんどは、データの圧縮機能を備えている。

ミラーリングも検討

 バックアップは、バックアップ時点でのデータを保護するものだが、なかには、常に特定のデータを保護していたいというユーザーもいるだろう。そのようなユーザーには、ミラーリング機能の利用をお勧めしたい。ミラーリングとは、2台以上のHDDの内容を、常に同じものにしておくというもの。一方のHDDが壊れても、もう一方に全く同じデータが記録されているので、データの消失を防げるのだ。

 ロジテックの製品は、添付の専用ソフトを使うことで、パソコン本体のHDDと、ポータブルHDD間でミラーリングをすることが可能だ。ソフトをインストールして、保護したい対象(バックアップ元のフォルダー)と、それを保存しておくフォルダー(通常はポータブルHDD内のフォルダー)を指定すればよい。対象となるデータが変更されると、自動的に保存先のデータも変更される。データが変更されたときに、ポータブルHDDを接続していなくても、あとで接続したとき、タスクトレイのアイコンで「今すぐミラーリングを行う」を選べば、変更はすぐに反映される。

 なお、ミラーリングソフトでは、システムは保護できない。システムを含めたデータを保護したい場合は、市販のバックアップソフトなどを使う必要がある。