WinPC Labs
目次
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マザーボードの機能を引き出す
BIOSやファームウエアの役割マザーボード
一般に、ユーザーが目にする「BIOS(Basic Input/Output System)」と言えば、セットアップメニューの画面だろう。FSBやメモリークロック、電圧などの設定、ハードディスクや光学ドライブの認識、ブートデバイスの選択といった作業が、BIOSのセットアップメニューだ。
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マザーボードのレイアウトと
基板の層構成を決めるマザーボード
マザーボードの外形寸法は、デスクトップの場合はATXやmicroATXといった規格で定められている。一方、ノートパソコンの場合は事情が異なる。
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消費電力の正確な予測が
マザーボード設計のカギマザーボード
パソコンメーカーのPC開発は、コンセプトを決め、それに合った仕様とデザインを検討するところから始まる。
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光ディスクの容量は今後も増加、
多層化や3次元記録などの新技術開発へ記録型DVD
光ディスクは更なる大容量化へと突き進んでいる。研究所レベルでは光ディスクの大容量化を実現する様々な技術が研究されており、その中でも実用化に近づいている方法が3つある。
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メディアに絵を描くライトスクライブ技術、
独自の目印でレーベル面の位置を把握記録型DVD
記録型光学ドライブはメディアの記録面にレーザー光でデータを記録する。この技術を用いながらも、異なる用途に使う新しい記録技術「ライトスクライブ」に対応する製品が登場した。
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次世代DVDが採用する青色レーザー、
レーザースポットの大きさが容量を決める記録型DVD
DVDの次に普及が見込まれる、次世代規格が話題を集めている。次世代規格は、ソニー、日立製作所、松下電器産業、Philips Electronics、LG Electronicsなどが推進する「Blu-ray Disc(BD)」と、東芝、NECが推進する「HD DVD(High Definition…
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リアルタイム記録を考慮したDVD-R DL、
内周側から2層へ均等に記録する記録型DVD
DVD-R DLが採用した新しい記録方式の「レイヤージャンプレコーディング」は、記録データを分割して、2層に記録する。メディアを内周側から均等に使って、DVD-ROMと同じ構造のボーダーを作る。細かいデータの追記を容易にし、物理的な互換性を高めるのが狙いだ。
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ようやく2層記録に対応したDVD-R、
先発の+R DLを十分研究した成果あり記録型DVD
2層式の記録型DVDメディア「DVD+R DL」が店頭に並んだのが2004年6月。それから半年以上が経過した2005年2月、ようやくDVD-Rにも2層記録メディアが登場した。2種類の2層記録規格を比較しながら、記録方式の違いについて説明する。
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最後に登場したDVD+RWの記録方式は
使い勝手の良さと互換性を兼ね備える記録型DVD
前回は書き換え型DVDの1つ、DVD-RWの記録方法について説明した。今回は書き換え型DVDの中で、一番後に登場した規格、DVD+RWを取り上げる。
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記録処理が最も複雑なDVD-RW規格、
使い勝手と互換性の高さを両立する記録型DVD
前回までは、1回だけ記録できるDVD±R規格の記録方式について取り上げた。今回からは書き換えが可能なメディアの記録方式について解説する。記録方法に大きな違いがないDVD±R規格とは異なり、書き換え型メディアは規格によって記録方式が大きく異なる。
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追記領域や空き領域の管理は
ドライブ側が担当する記録型DVD
追記型と呼ぶDVD±Rメディアは、レーザーの熱でメディア上の記録膜を壊してマークを記録する。そのため、一度記録した領域に再度データを上書きすることができない。そこで、利便性を高めるため、未記録領域に追記できるようにしている。
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追記に対応して不便さを補った±R、
データごとの目印が再生互換性を保つ記録型DVD
データ記録媒体としてすっかり定着したDVD±Rメディア。DVD±Rは記録したデータを書き換えられないため、一度データを記録したらそれで完成、という使い方がほとんどだろう。しかし、データを記録した後に何度もデータを追記する、といった使い方もできる。
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途切れた記録データをつなぐリンク処理、
特性生かすため規格ごとに方法が異なる記録型DVD
CD-R/RWでは当たり前の「バッファーアンダーラン防止機能」だが、DVD向けのというのは耳にしない。これは、DVDではバッファーアンダーラン防止機能が標準で備わっているため、製品の特徴とならないからだ。バッファーアンダーランを防ぐには、データをつないで記録する際の「リンク」の精度が大きく関係する。
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ローディングはドライブのブラックボックス、
読み書き精度を高めるため各社工夫を凝らす記録型DVD
DVDのディスクをトレーにセットしてドライブに挿入すると、ドライブ前面のLEDが点滅を始める。しばらくすると点滅が終わり、PCがアクセスを始める。この一連の処理をローディングと呼ぶ。
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ファームウエアがキャッシュを管理、
データを上手にためて安定記録を実現記録型DVD
記録型DVDドライブのスペックを見ると、記録速度などと一緒に「キャッシュ(またはバッファー)メモリー」という項目がある。これは、キャッシュメモリーの容量を表す項目のことで、2MBや8MBなど、その容量は製品によって異なる。
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アプリケーションが送るATAPIコマンドが
ドライブとファームウエアを操る記録型DVD
記録型DVDドライブに、外部からの入力インターフェースは3つしかない。1つはメディアの挿入口、1つは前面パネルにあるイジェクトボタン、そして最後の1つはドライブ背面にあるIDEインターフェースだ。
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新規格「iVDR」が切り開く
HDDの新しい応用分野HDD
HDDはPCのメインストレージとして定着したが、ここにきて新しい用途が急速に拡大している。今回はHDDの新しい用途に求められる仕様と、その現実解として有望視されている「iVDR」について紹介しよう。
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キャッシュ機能の制御と
コマンドキューイングHDD
ハードディスクドライブ(HDD)は、スピンドルモーターを使ってメディア(ディスク)を回転させ、メカニカルな機構でヘッドを動かしてデータを読み書きする。実際に読み書きをする前に、ヘッドが目標トラックの目標セクターに到達するまでの時間が必要だ。
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低騒音で衝撃に強い流体軸受け、
さらなる高回転化には新技術もHDD
ハードディスクドライブ(HDD)内のディスクが回転し始めると、ヘッドがディスク上に浮上し、データを読み書きできるようになる。ディスクを回すのはディスクの中心にあるスピンドルモーターの役目だ(図1)。スピンドルモーターが正確に、止まることなく動き続けてこそ、HDDはその能力を最大限に発揮できる。
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ディスクの高密度化に対応しながら
正確な位置決めを実現する技術HDD
ハードディスクドライブ(HDD)がディスク上のデータにアクセスするときは、アームを回転させてその先端にあるヘッドを目的の位置に動かす(図1)。しかし、HDDの記録密度はどんどん上がっており、位置決めは難しくなっている。ちなみに、最新機種のトラックピッチ(トラックの幅)は215nm(1nmは10億分の…