WinPC Labs
目次
-
記録密度の引き上げだけでなく
装置の小型化にも貢献するヘッドHDD
ハードディスクの記録密度が上がると、メディアに書かれた信号はどんどん読み出しにくくなる。つまり、再生するヘッドの感度も上げなければならない。今回は再生ヘッドの仕組みと、微細な信号を読み取るための技術について解説する。
-
高密度記録を支えるメディア技術、
垂直磁気記録の研究も進むHDD
ハードディスクドライブ(HDD)の記録容量はどんどん伸び、今では400GBも記録できる製品が登場している。記録密度が上がったため、ディスク枚数を変えずにより大きな容量を記録できるようになったのだ。今回は、記録密度を上げるためのメディア技術を解説しよう。
-
超高速で回転するディスク上に
微細な磁気パターンを形成HDD
ハードディスクドライブ(HDD)は、パソコン用外部記憶装置として欠かせない存在だ。数百GBものデータを高速に読み書きできて、PCの起動に使える記憶装置はほかには存在しない。その記憶容量はどんどん上がっており、現在では動画や音声を大量に保存できるようになった。最近はビデオレコーダーなどの家電製品もHD…
-
信頼性の高いメモリーと
そうでないメモリーの見分け方メモリー
メモリーを選ぶ際のポイントは何か。最も重要なのは「信頼性」だ。いくら高速だといっても、エラーが出ては何にもならない。また、安いからといって、名も知らないようなメーカーのバルク品を選ぶと、後で泣きを見る場合もある。
-
大容量かつ高速化で普及が進む、
「フラッシュメモリー」の原理を探るメモリー
「フラッシュメモリー」は、電源を切ってもデータを保持できる「不揮発性」である点が最大の特徴だ。メモリーは、不揮発性であることが理想の姿。パソコンのメインメモリーも本来なら不揮発性の方が望ましい。
-
DDR2より2倍も高速!
姿を見せ始めた次世代規格「DDR3」メモリー
DDR3は、DDR2を基にデータレートを2倍に引き上げる。このために、プリフェッチするデータの数をDDR2の4ビットから8ビットへと拡張する(図1)。
-
Registeredは負荷軽減、
ECCはエラー訂正のために搭載メモリー
メモリーモジュールは、その対象ユーザーによって、「サーバー向け」と「PC向け」に大別できる。PC向けとは、デスクトップPCとノートPC向けに設計されており、一般にUnbuffered DIMMを使用するおなじみのもの(図1)。
-
高速化のために特殊な
構造を持ったビデオメモリーメモリー
DRAMを搭載するPCパーツはメモリーモジュールだけではない。ビデオボード上にも搭載されている(図1)。今回は、高速化のために特殊な構造を持ったビデオメモリーについて解説する。
-
DDR1は速度向上で消費電力が増加、
DDR2は省電力と性能を両立メモリー
半導体の最小加工寸法(製造プロセス)が0.13μm以下と微細化している。これはCPUだけではなくDRAMも同様だ。微細化すると、DRAMのセルを構成するゲートトランジスター(電界効果トランジスター、Field Effect Transistor=FETの一種)のオン/オフのスイッチングに必要な電圧が…
-
ノートPC用のDDR2 DIMM、
高速化はデスクトップより有利メモリー
DDR2 DIMMを使う環境がデスクトップPCでは整備されつつある。だが、DDR2は価格が高く、移行にはまだ時間がかかりそうだ。デスクトップだけでなく、PC用メインメモリーの市場として、無視できないのがノートPC市場。
-
将来のCPUの礎となる
「Core Duo」の新機能を理解するCPU
Intelが2006年1月に発表した新型CPU「CoreDuo」(開発コード名はYonah)と「Pentium D」(同Presler)は、最先端の製造技術である65nmのプロセスで製造されている。
-
CPUの高速化には不可欠、
キャッシュの仕組みを理解する─その2CPU
キャッシュの主な機能は、CPUのバス要求に対して高速に応答することで、メインメモリーの応答の遅さをカバーすることだ。そのキャッシュが大きく進化したのが、1995年に登場したPentiumProだ。
-
CPUの高速化には不可欠、
キャッシュの仕組みを理解するCPU
キャッシュメモリーとは、「Cache(貯蔵所)」の名が示す通り、大事なもの、頻繁に使うものを一時的にCPUから手近な場所に置いておくメモリー空間のことだ。例えば、レポートを書くために図書館に行ったとしよう。
-
新技術「Virtualization Technology」、
CPUを「仮想化」する技術とは?CPU
「仮想化技術」とは、アプリケーションやOSに対して、あたかもハードウエアのリソースを独占しているかのように見せかける技術のこと。「Virtual Machine」のことであり、「VM」と略されることが多い。
-
「TDP」や「TCASE」が意味するものとは?
CPUの発熱対策を正しく理解するCPU
通常、PCなどのシステム製品は、周辺環境の温度が5~35℃程度の範囲での動作を保証する。その内部、例えば、CPUを見てみると、以前はシステム製品と同じく動作温度の定義として「TA」(ambient:周囲)というものが用いられていた。
-
Pentium ProからPentium Dへ、
技術革新がもたらしたものとは?CPU
1995年、Intelは革新的な技術を満載した「Pentium Pro」を発表した。その技術の多くは、命令の並列実行度を高めることを狙ったものだ。その1つが、x86命令を「μops」と呼ばれる「RISC(Reduced Instruction Set Computer)」風の命令に変換する技術だ。x…
-
CPUの性能はいかに進化してきたのか、
性能向上をもたらす技術とは?CPU
CPUの処理能力は「クロックサイクル時間(周波数の逆数)」と「CPI(1命令当たりの平均クロック数)」、それに「命令数」という3つの要素で決まる。CPUの性能はこれら3つの積で表せ、その値が小さいほど高性能になる。
-
“64ビット”になって何が変わるのか?
「インテル64テクノロジー」の仕組みとメリットCPU
「64ビット化」はなぜ必要になるのか。その理由は「メモリー空間」にある。32ビットCPU、32ビットWindowsが利用するメモリー空間は手狭になりつつあるからだ。ここで言うメモリー空間は「論理アドレス空間」のことを指す。パソコンのメモリー空間には、物理的なメモリー空間と、仮想的なメモリー空間、すな…
-
どんなときに威力を発揮する?
デュアルコアCPUの効能とはCPU
2005年4月、IntelはハイエンドCPUを発表した。その名も「Pentium Extreme Edition」(以下、Pentium EE、図1)。外観は従来のPentium4や同Extreme Editionと変わらないが、図1の右に示したダイ写真を見れば分かるように、2つのCPUコアが並んで…