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 今回は、先だって紹介した「ホームページ見たまま印刷 Pro」に引き続き、オフィスで役立つ印刷ユーティリティを紹介しよう。ランニングコストの中でかなりの比率を占めるトナー。この消費量を抑制してくれるソフト「TonerSaver」が今回の主役だ。

■製品名:TonerSaver
■メーカー:英ソフトウエアイメージング
■価格:企業向けライセンス販売のみ
■問い合わせ先:TEL 03-5784-5513(スプライン・ネットワーク

トナーを節約してコスト削減

 印刷にかかるコストはけっして安くない。家庭ではなかなか実感できないかもしれないが、企業全体で考えると年間の印刷コストは無視できない。規模の大きい企業では莫大といってもいい金額になるだろう。

 印刷コストを節約する方法を考えると、

(1) 縮小印刷で印刷枚数を減らす
(2) 片面だけ刷った用紙を再利用する

 という具合に、どうしても印刷枚数の話になりがちだ。

 しかし、実は印刷コストにおいて高価なのは用紙代ではない。レーザープリンターにおいてはトナー代である。最もコストのかさむ、この部分を節約するには印刷の濃度を薄くすればいいのではないか。そうすれば同じ文書を印刷しても、トナーの量を節約できる。極端な話、一年間に10億円分のトナーを消費する企業が印刷の濃さを半分に落とせば、5億円の経費が浮く。

 このようなコンセプトに基づいて開発されたのがTonerSaverだ。

 TonerSaverは、アプリケーションソフトとプリンタードライバーの間に立って動作する。通常はアプリケーションソフトがプリンタードライバーに印刷を依頼して、データを引き渡す。TonerSaverを使うと、TonerSaverが印刷データを解析して、画質の劣化を防ぎながら、トナーを節約するように印刷データを調節する。TonerSaverがプリンタードライバーに印刷データを渡すときには、使用するトナーの量が調節されたデータになっている。このため、アプリケーションソフトもプリンタードライバーも、TonerSaverに対応するものにインストールし直したり、改造する必要はない。

 確かに、レーザープリンターのドライバーソフトにも「トナーセーブ」といった項目を持っているものが少なくない。しかし、これはTonerSaverほどには細かい設定ができない。何より、個人個人が自分のパソコンで設定するという使い方になるので、組織全体でのコスト削減策となると、大きな効果を期待しにくい。

 TonerSaverであれば、会社全体でのトナー節約を一括して実行できる。社内ユーザーの手を煩わせることもなく。システム管理者がトナーの節約率を決めたら、社内のパソコンで動作するTonerSaverを一括して制御できる仕組みが用意されているためだ。

印刷品質への影響は思ったより少ない

 とはいえトナーをケチってしまうと印刷品質に影響が出るのは避けられないだろう。気になるのは、どのくらい影響が出るのかである。そこで「TonerSaver」を使って印刷した実例を見てみよう。