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 薄型ディスプレイ技術の一つ。液晶ディスプレイなどと違い、容易に曲げることができるのが特徴。電気的に書き換え可能で、画面内容が無電圧でも維持されるため、消費電力が極めて少ない。実現する技術はいくつかあるが、米イー・インクが商用化で先行した。

 同社の方式では、マイナスに帯電したカーボン(黒)とプラスに帯電した酸化チタン(白)を透明な樹脂で包んだ微小なカプセルを使う。これをフィルム上に塗り、その下に電極を配置する。そこに電圧をかけると酸化チタンとカーボンが上下に移動して白黒のパターンが生成されるという仕組み。酸化チタンは見た目も真っ白な粉で、カーボンは真っ黒な粉。これで文字や絵を表現するため、見た目は極めて紙に近くなる。液晶のような視野角依存性はない。書き換えた表示内容は電気を切っても保持されるため、反射型液晶の10分の1程度という超低消費電力を実現できる。2004年4月に、電子ブックリーダーLIBRIe(リブリエ)でソニーが採用した。