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 これまで30年以上パソコンを使ってきたが、ウイルスや「トロイの木馬」にやられたことは一度もなかった。ところが、昨日のこと、とうとう「トロイの木馬」に感染(しかかった)。Macの中にしつらえたWindows環境がトロイの木馬を招き入れてしまったのだ。

ダウンロード終了してもファイルがない?!

 ネットワークに繋いだ途端、あっという間にウイルスに感染してしまったという話をしょっちゅう耳にするこのご時世。30年にわたって、毎日使い続けたパソコンが一度もウイルス感染しなかったのはちょっとした自慢でもあった。使い続けてきたパソコンがマッキントッシュであったことも、健康でいられた理由の一つでもある。

 アップルコンピュータのサイトで、お笑いコンビ「ラーメンズ」扮するMac君がウイルスにやられたPC(Windowsパソコン)を笑い飛ばしているように、MacはWindowsパソコンに比べてウイルスの脅威に対して強い面がある。昔のMac OS 9以前の時代には、米国防省がウイルスに強いパソコンとして導入推奨機種に指定したし、Mac OS XになったらUNIXの持つ堅牢性を引き継ぐ形でウイルス耐性を高めてきた。Macの普及率が低いためにウイルスプログラムの製作者が面白みを感じていない、という指摘もあながちウソではないが、ネットワーク経由の侵入などの脅威に対して長い時間をかけセキュリティ機能を高めてきたUNIXの実績がモノを言っていることは見逃せない。

 そんなわけで、ウイルスから無縁の生活を安穏と楽しんできたのだが、昨日友人から受け取ることになっていたファイルが問題を引き起こした。仕事上の打ち合わせに必要なファイルを、Macの中で動いているWindows XP(on Parallels)を使い、指定されたサーバからダウンロードしても、ダウンロード指定したローカルのフォルダにファイルができ上がってこないのだ。ファイルのダウンロードインジケータは着実に動き、転送中にはディスク上に不完全ながらダウンロード中のファイルが見えてくる。ところが、完全に転送終了するとファイルが消えてなくなる。「う~~ん、なんでだろ」。

 アプリケーションをいくつも動かし、ウインドウをたくさん開いていて気が付かなかったのだが、じつは友人が渡そうとしたファイルに「トロイの木馬」がくっついていて、ファイルがダウンロード先のフォルダに全容を表すと、アンチウイルスソフトが反応して削除してくれていたのだった。Macの中に仕込んだWindows XPの中にシマンテックのアンチウイルスソフトを入れていたおかげで、完全なファイルがディスクに書き込まれる寸前にファイルもろとも処分してくれていたというわけだ。