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 前回(第4回)は、問い合わせリストから重複しない担当者名を抽出するという手順をマクロに記録しました。ファイルは保存するようにお願いしましたので、まずはそのファイルを開く作業からはじめたいと思います。Excelが起動していない状態で、保存したExcelファイルのアイコンをダブルクリックしてください。

 このとき、Excelのセキュリティ設定状態によって動作が4通りに分かれます。1つ目は何もメッセージが表示されずファイルが開く場合。これはこれで少々問題があるのですが、その問題点については後ほど解説します。2つ目は「セキュリティ警告」の画面が出る場合です(図1)。ファイルにマクロが含まれている場合、そのマクロの有効無効を選択できる画面です。マクロの学習をする場合には、この画面が出る設定が一番望ましい状態です。この画面が出たら、「マクロを有効にする」ボタンをクリックしてください。

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図1 マクロの有効無効を選択する警告画面

セキュリティレベルが高すぎると使えない

 また、次のようなマクロが利用できないという内容の警告メッセージが表示される場合があります(図2、図3)。この場合には、ファイルを開くことはできますが、マクロは利用できません。そこでいったん「OK」ボタンを押し、セキュリティの設定を変更する必要があります。


図2 Excelのセキュリティが「高」に設定されている場合のメッセージ


図3 Excelのセキュリティが「最高」に設定されている場合のメッセージ

 セキュリティの変更はメニューからも行えますが、「Visual Basic」ツールバーのセキュリティボタンを使うと簡単です(図4)。

5-4.jpg図4 「Visual Basic」ツールバーの「セキュリティ」ボタンを選択する

 セキュリティレベルが「最高」または「高」になっているとマクロを使うことができません。マクロの学習をする際には、レベルを「中」に変更しておくといいでしょう。またみなさんの業務の内容上仕方ない場合もあるかもしれませんが、セキュリティレベルを「低」に設定しておくと、マクロを含むファイルを開いた場合でも、何の警告も表示されません。信頼のおけるファイルならよいのですが、出所不明のファイルなどではマクロウィルスが混入している場合もあります。できるだけ、「低」の設定は避けたほうがいいでしょう。

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図5 「セキュリティ」ダイアログボックスの「セキュリティ」タブで「中」レベルを選択し、
「OK」ボタンを選択する

 セキュリティの設定を変更したら、いったんExcelを終了してください。再びファイルを開けば、図1の警告メッセージが表示されるはずです。