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 前回までは、1回だけ記録できるDVD±R規格の記録方式について取り上げた。今回からは書き換えが可能なメディアの記録方式について解説する。記録方法に大きな違いがないDVD±R規格とは異なり、書き換え型メディアは規格によって記録方式が大きく異なる。書き換え型メディアは、DVD±Rメディアに比べて記録の制約が少ない。そのため、優位性を出すために規格ごとに違った特徴を備えている。DVD±RW、DVDRAM規格のメディア記録方式の仕様は図1にまとめた。

 書き換え型メディアの記録方法は、単にデータを記録するのに加え、消去やフォーマットなどがあり複雑だ。今回は、記録、消去、フォーマットとも3通りの方法を備え、特に複雑な規格のDVD-RWについて取り上げる。

メディア状態に応じて
3つの記録方式がある

 DVD-RWの記録方式には、大きく「ディスクアットワンス」「インクリメンタル」「リストリクテッドオーバーライト」の3つの記録方式がある。

 一筆書きのディスクアットワンス方式と、ボーダーを設けてメディアを一時的なクローズ状態にして再生互換性を高めるインクリメンタル方式は、DVD-Rと同じ動作で記録する。DVD-Rと全く同じ記録方式を用意しておくことで、DVDRの記録アプリケーションをそのまま使えるという利点がある。

 あまり聞きなれない、リストリクテッドオーバーライト方式は、追記や書き換え後にDVD-ROMと同じデータ構造を作り、最も高い再生互換性を実現する。実は、リストリクテッドオーバーライト方式はDVD-RWで最もよく使われている記録方法だ。