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 CD-R/RWでは当たり前の「バッファーアンダーラン防止機能」だが、DVD向けのというのは耳にしない。これは、DVDではバッファーアンダーラン防止機能が標準で備わっているため、製品の特徴とならないからだ。バッファーアンダーランを防ぐには、データをつないで記録する際の「リンク」の精度が大きく関係する。

 DVD±Rのような追記型メディアは、ひと続きのデータを始めから終わりまで一気に記録するため、後から書き換えることができない。データは、点状のマークをつなげた1つの長いマークから読み出す。このマークを記録するのに、ドライブはレーザー光を数ナノ秒間隔で点滅させながら記録している。しかし、ほかのアプリケーションを使っている場合など、PCの処理が間に合わず、ドライブへ送るデータの転送速度が記録速度より遅れ、バッファーアンダーランが発生することがある。すると、レーザー発光間隔が数秒間開いて、記録が途切れてしまう。そして、途切れた部分から、バッファーアンダーランエラー防止機能でリンク処理して、続きのデータをつなげて記録する。

つなげたデータ位置は
同期信号でずれを解消

 DVD±R/RWは、複数のデータを追記した場合でも、それぞれのデータ間にすき間があってはならない。これは再生専用のDVD-ROM規格を元にして、再生互換性を保つためだ。

 もし、古いデータの後ろに新しいデータを追記する場合、つなぎ目が後ろにずれると、両データのつなぎ目にすき間ができてしまう。逆につなぎ目が手前すぎても記録マークが重なって、エラーになってしまう。再生時にエラー訂正コードのECCで訂正できる程度なら問題ないが、訂正できないほどずれてしまうと、読み出しエラーとなる。そのため、データをつなぐリンク処理には、記録マークの位置や長さを正確に測定する必要がある。