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 前回は書き換え型DVDの1つ、DVD-RWの記録方法について説明した。今回は書き換え型DVDの中で、一番後に登場した規格、DVD+RWを取り上げる。

 書き換え型DVD規格はランダムアクセス性による利便性をうたうDVD-RAMと、高い再生互換をアピールするDVD-RWが主導権争いを激しく繰り広げていた。そんな中、これら両規格の利点を兼ね備える形で登場したのがDVD+RWだ。

セクター単位のデータは
ECCブロックにして記録

 DVD+RWは、規格名にRWと付くようにDVD-RWとメディアの物理フォーマットはかなり似ている。しかし、メディアの書き方とも言える論理フォーマットは大きく異なる。論理フォーマットは、ドライブがファームウエアで制御する部分だ。DVD+RWでは制御に工夫を凝らし規格の個性を出している。

 DVD規格では16セクター(32KB)のデータを1ECCブロックという単位にして構成する。記録も再生もこのECCブロック単位でECC(Error Correction Code、エラー訂正符号)が計算される。そのため、記録や再生は1ECCブロック単位を構成する16セクター単位でしか実行できない。

 ところが、データを管理するファイルシステムは、CD-ROMが1セクター(2KB)単位で再生していた流れから、2KB単位でデータを形成する。そのため、PCからはセクター単位の記録、再生指示が送られる。