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 記録型光学ドライブはメディアの記録面にレーザー光でデータを記録する。この技術を用いながらも、異なる用途に使う新しい記録技術「ライトスクライブ」に対応する製品が登場した。

 ライトスクライブは、米Hewlett-Packardが開発した記録技術だ。ほかのDVDの記録方式とは違い、メディアのレーベル面にレーザー光で絵や文字を記録する。記録に必要なものは、ライトスクライブに対応したドライブ、記録できるレーベル面を備えたメディア、描く文字などをデザインし記録するアプリケーションだ。

 ライトスクライブによる記録方法は、データの記録時とほぼ同じ。違うのはメディアを裏返してレーベル面を下にして、ドライブにセットすることだ。

 対応メディアのレーベル面側は、特殊な染料をコーティングしてある。この染料は、レーザー光で熱した部分だけ色が濃くなる。原理的には、色の濃い部分と薄い部分で1と0を表すDVD±Rのデータ記録と同じだ。ライトスクライブでは、肉眼ではっきりと色の違いが分かるようにDVD±Rよりも感度の高い染料を使う。そして、レーザー光で熱して点状の色の濃い部分を作り、この点を集合させて絵や文字を描いていく。カラーの描画はできないものの、金色の下地にこげ茶色の絵が焼き付けられた、味のある仕上がりになる(図1)。

 対応メディアにはもう1つ特徴がある。内周にある幾何学模様の部分だ。この幾何学模様のうち、棒状の模様を「スポーク」、ギザギザの部分は「ソーティース(のこぎりの歯)」と呼ぶ。