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 マイクロソフトの「Windows」が今の地位を確立する上で、1995年8月に登場した「Windows 95」の存在は大きい。パソコンを一気に広め、そして同時にインターネットの時代が幕を開けた。

 Windows 95が登場した翌年、1996年にサービスを開始したプロバイダーは、今年、10周年を迎えた。今回のプロバイダーランキングの対象となっているプロバイダーをざっと見ても、「BIGLOBE」「OCN」「ODN」「So-net」「ぷらら」などが10周年を迎えている。プレゼントキャンペーンを実施するにとどまるプロバイダーもあるが、次の10年に向けて新たな舵を切り始めたプロバイダーも多い。

 例えば、BIGLOBEを運営してきたNECは2006年7月にBIGLOBE事業部門を分離、独立させてNECビッグローブを設立。So-netを運営してきたソニーコミュニケーションネットワークも2006年10月から、サービス名を社名に取り込み、エンターテインメント色を強く打ち出すべく、ソネットエンタテインメントに社名を変更した。

 年内に上場するプロバイダーもある。「@nifty」を運営するニフティは12月7日に、「ASAHIネット」を運営する朝日ネットは12月26日に、それぞれ東京証券取引所への上場を果たす。

プロバイダーの責務とは

 大きな節目を迎えるプロバイダーは、10年前と今とでは自らの役割が変わってきたことを実感している。接続環境は電話回線を使うダイヤルアップ接続から、ADSL、そして光ファイバー(FTTH)と劇的に変わり、インターネット接続の人口は8000万人を超えた。

 インターネットで買い物やオークションを楽しむ人、インターネットを使って振り込みや株式投資をする人、ニュースをチェックする人や動画やオンラインゲームを楽しむ人など、インターネットが日常生活に溶け込んでいることに異を唱える人はいない。

 そして、プロバイダーを含む通信業界は電話やテレビもインターネット経由で提供する、いわゆる「トリプルプレー」と呼ばれる統合サービスを推し進め、生活インフラとして不動の地位を一気に築き上げようとしている。

 にもかかわらず、だ。各社の担当者の表情は以前にも増して厳しくなっている。

 「生活インフラというのは、かくも大変なことなのか」。華やかにも見えるコンテンツの拡充ではなく、「安全」「安心」というキーワードを優先して掲げるプロバイダーが多いのも、日に日に増していくプロバイダーの責任を感じてのことだろう。「ダイヤルアップ接続のころと今では、接続障害が起こったときのユーザーの反応は比べものにならない」(ある大手プロバイダーの担当者)。

 あなたの加入しているプロバイダーは、生活インフラとしての責任をきっちりと果たしてくれているだろうか。蛇口をひねるだけで出てくる水と同じように、インターネット接続サービスを当然のこととして提供してくれているだろうか。

 ここからは、1万2203人のユーザーが回答したプロバイダーに関する満足度調査を基に「プロバイダーランキング2006」をお送りする。乗り換えを検討している人、これから新たにプロバイダーに加入しようとしている人、今あるプロバイダーに不満を抱えている人は、ぜひ参考にしてほしい。