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 1つのパソコン上で2つのOS を動かすことをデュアルブートと呼びます。Windows XPではデュアルブート環境を作るには、ライセンスが2つ必要になります。

 方法には主に2つあります。1つは、パソコンの内蔵ハードディスク(HDD)に、もう1つ別のWindows XPをインストールする方法です。

 多くのメーカー製パソコンでは出荷時にHDDをCドライブとDドライブに分けています。CドライブにはWindowsのシステムファイルや各種データが保存されており、Dドライブは使われていないことが多いです。このDドライブにもう1つWindowsを入れるのです。

 Windows XPが動作するには、最低2.1GBのHDD容量が必要です。ドライブのサイズはメーカーによって異なるため、Dドライブが小さい場合や、そもそもCドライブしかない場合もあります。その場合にはDドライブを拡張・作成する手もあります。「HD革命/Partition Lite Ver.1」(アーク情報システム)などのソフトを使えば、今の環境のままドライブのサイズを変更できます。Windows XPもセットアップ時にドライブサイズを変更できますが、ユーザーが作成したデータは消えてしまうので注意が必要です。

 Dドライブにインストールする方法を確認しておきましょう。パソコンにWindows XPのCD-ROMを入れて再起動すると「Windows Setup」という青色の画面が出てきます(注)。しばらく待つと「Windows XPのセットアップを開始するには、Enterキーを押してください」と画面に出るので[Enter]を押します。その後、ライセンス契約への同意や使用するキーボードなどの設定を順次進めます。

 やがて「次の一覧には、このコンピュータ上の既存のパーティションと未使用の領域が表示されています」という画面が現れます。ここで「↓」「↑」キーを使って、OSをインストールするパーティション(ここではD)を選びます。その後、「上下の方向キーを使ってファイルシステムを選択し、Enterキーを押してください」との画面では、Dドライブ中のファイルを残す場合は「現在のファイルシステムをそのまま使用」を選び、ディスクを一度フォーマットする場合は「NTFSファイルシステムを使用してパーティションをフォーマット」を選んでください。

 デュアルブートになると、パソコン起動時にどちらのOSを使うのか随時選択してから起動します。

 もう1つの方法は、OSの仮想化ソフトを利用することです。仮想化ソフトとは、もともと使っているパソコンのOS(ホストOSと呼ばれます)の上に、ソフトウエア的にパソコンのハードウエア環境を作り出し、その上で別のOS(ゲストOS)を複数インストールして動かせるというものです。「Virtual PC 2004」(マイクロソフト)などの製品があります。なお、「Virtual PC 2004」を使う場合は、ホストOSとしてWindows XP Professionalが必要となります。

【仮想化ソフトを使う手も】
「Virtual PC 2004」を使って、Windows XP Professional上でWindows XP Home Editionを動かしているところ

注 光学ドライブから起動するには、BIOSの設定を変更して「起動」タブの「起動順位」で、最初に起動するデバイスを光学ドライブにする。パソコン起動時に[F2]など特定のキー(メーカーによって異なることがあるのでマニュアルを参照)を連打するとBIOS設定画面が現れる