PR

 パソコンと家庭用テレビでは、利用する映像信号が大きく異なります。そのためパソコンの映像を家庭用テレビに映し出すには、何らかの方法で、映像信号を変換する必要があるのです。方法は大きく分けて2通り。1つはパソコンの映像をテレビ用の信号に変換して出力する方法、もう1つはLANで配信する方法です。

 お手軽なのは前者の方法です。一部のパソコンは映像信号を変換する仕組みを内蔵しており、テレビに映像を直接出力できます。こうしたパソコンなら、市販のビデオケーブルなどをテレビ出力端子に接続するだけで、パソコン映像をそのままテレビに映し出して楽しめます。

 もし、パソコンにテレビ出力端子が無い場合でも、ディスプレイ端子の出力信号をテレビ出力用に変換する「スキャンコンバーター」という周辺機器を用意すれば、パソコン映像をテレビに出力できます。代表的な製品としてアイ・オー・データ機器の「TVC-D4」やバッファローの「SC-D4」などがあります。

LANは配線が容易

 ただ、これらの方法だと、パソコンはテレビのそばに設置する必要があります。一般のビデオケーブルやディスプレイケーブルはせいぜい3m程度。たとえ長いケーブルがあっても、ケーブルを延ばすと信号が減衰し、映像が劣化してしまいます。ノイズの少ないきれいな映像で見るには、ケーブルを短くしておかなくてはならないのです。

 予算さえ許せば検討したいのが「ネットワークプレーヤー」。これはパソコン内にあるコンテンツをネットワーク経由で受け取って、テレビに出力するための周辺機器です。LAN端子につなぐのでテレビ出力端子がないパソコンでも映像をテレビに送れます。LANケーブルならビデオケーブルと違って10mや20mといった製品がありますし、無線LANにすれば取り回しはぐっと容易になります。LANケーブル内ではデジタル信号で伝送されているので映像の劣化は最小限に抑えられます。

 何より、家電のDVDプレーヤーのように、リモコンで操作できるのがネットワークプレーヤーの強みです。パソコンは離れた別室に置いても、手元のリモコンから映像の頭出しや可変速再生などが行えます。

 無線LAN機能を内蔵するタイプのネットワークプレーヤーだと、アイ・オー・データ機器の「AVeL LinkPlayer AV-LS300DW」、バッファローの「LinkTheater PC-P4LWAG」などが代表的な製品です。これらの製品では、専用のソフトをインストールしてパソコンを配信サーバーに見立てることで、パソコン内のコンテンツ再生を実現しています。当然ながらパソコンの電源を付けないと再生することはできません。

【パソコンの映像をテレビに出力する方法】
拡大表示
パソコンの映像を家庭用テレビで見るには、パソコンの映像をテレビ用の信号にして直接出力する方法と、ネットワークプレーヤーという周辺機器を使いLAN経由でデータを送る方法がある