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 レーザープリンターにスキャナーを組み合わせ、コピーもできるようにした「レーザー複合機」。その選択肢が少しずつ広がってきている。A4対応のモノクロ機やカラー機から、A3に対応したモノクロ機やカラー機も登場。A3まで対応していればオフィスで本格的にコピー機の代替として使うことも可能になる。100万円以上する複写機メーカーのデジタルコピー機とは異なり、A3対応でも数十万円程度で購入できるのも魅力だ。今回はレーザー複合機を購入する上で、選択ポイントを見てみよう。

 レーザー複合機は、コピー、プリンター、スキャナーの1台3役、あるいはファクシミリ機能も搭載した機種なら1台4役をこなす多機能な機器。英語でMFP(Multi-function Peripheral または Multi-function Printer)と呼ばれるように、まさにマルチな機能を持った周辺機器だ。

 複数の機器をコンパクトに集約できるため、狭いオフィスのスペース効率を上げられるのがメリット。また、トナー/インクや用紙などの消耗品も、レーザー複合機なら1種類に統一でき、補充や保管の手間が省ける。しかもレーザー複合機は一般的なコピー機とは異なり1枚ごとに加算される「コピーチャージ」がないのも特徴だ。消耗品だけのコストで利用できるので、ランニングコスト面でも有利になる。

 さて、このように便利なレーザー複合機だが、いざ導入する際はどのような点に気をつけて製品を選択すればよいのだろうか。まずはプリンターとしての基本性能から考える購入のポイントを押さえたうえで、機能面で製品選びのキーポイントを挙げてみた。これらを参考に賢くレーザー複合機を選んでほしい。

【基本性能】用紙サイズ、印刷方式、印刷速度など

 まずは、プリンターとしての基本性能にかかわるポイントについて考えてみたい。レーザー複合機を仕事で使うことを考えた場合に注目すべきポイントは、用紙サイズ、印刷方式、印刷速度だ。特に、A4判を超えるカラーのドキュメントをどれだけたくさん出力するかで選択すべき製品が変わってくる。

●対応用紙サイズ(A3/A4)
 まず、用紙サイズは、オフィスのセンタープリンターとして本格的に仕事で使うならA3対応は必須だ。多くの文書がA4以下のサイズだとしても、B4やA3の文書を文書を印刷する場面がないわけではない。縮小印刷でお茶を濁してばかりというわけにもいかないだろう。どの大きさまで対応した機種を選ぶかはじっくり考える必要がある。

 また一般に、A4機よりもA3機の方が印刷以外の機能も豊富。資料をコピーしたり、PDF化する機能を備えていないなど、A4機では印刷以外の面でも力不足の場面が出てくるのは確かだ。もちろん、日常的なA4文書の印刷やコピーだけでよいと割り切れれば、A4機であっても導入効果は期待できる。ただ、その場合にはいざというときのためにB4やA3を扱えるコピー機やファクシミリもあるに越したことはない。もしもB4やA3に対応した機種をA4機に置き換えようという場合には、それまで使っていた機種を廃棄せずに残すことも検討した方がいいだろう。

 ただし、数十万円で買えるレーザー複合機では、A3対応製品はまだそれほど多くない。A3対応のカラー機としてはセイコーエプソンのOffirio(オフィリオ)シリーズ「LP-M5600」(写真1)など、A3対応モノクロ機としてはキヤノンのSatera(サテラ)シリーズ「MF7210/MF7110」などが選択肢となる。

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写真1 A3対応のカラーレーザー複合機としては比較的手頃な価格で購入できる「LP-M5600FZ」(セイコーエプソン)