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 マニュアルをチラ見していると、いつも気になってしまう機能がある。「分厚い本をコピーするときに中央にできる影を消すことができる」というもの。

 ワタシは誰もが認める大の方向音痴である。初めていく打ち合わせの場所、飲み会の場所は、まずその会社やお店のホームページから地図を印刷する。そしてそれだけでは足りず、書店で売っている道路地図からも該当ページをコピーする。もちろん、「家から駅までにかかる時間」+「Webで調べた駅 to 駅の時間」+「駅から目的の場所までの時間」+「迷う(かもしれない)時間」にさらに10分ほど余裕を見て所要時間を計算し、2種類の地図を携えて家を出る。たいていの場合、10分以上前に着いてしまうのだが、迷う時間を計算に入れてて良かった!と思うことも少なくない。

 普段、基本的にゴミ出しやお花の水やり以外、外に出ない。日常の買い物は、お料理担当のダンナがほとんどやってくれる(買い物も料理もダンナ…ワタシって何者?)。そんなわけで、ずっと家にこもって大半をデスクで過ごす(基本的に出不精なのだ)。だからワタシにとっては「外に出る」ということだけでも一大事なのである。用意も周到になろうというもの。

 ここまで読んでいただければ、なぜ前述の機能が気になっているか、カンの良い人はお気付きだろう。そう。地図をコピーするとき、ちょうど該当場所が左右のページにまたがった中央付近だったりすることがある。そのときが困るのである。それで、この機能をぜひ使ってみようと前々から思っていた。

実際に影消しコピーを試してみる

 そしてやっと重い腰を上げ、マニュアルをきちんと読んでみることに。マニュアルには「影を消して(取り込まない範囲を指定して)コピーする」とある。なんだかイヤな予感がする。

 マニュアルにあるとおり、冊子(見開きA3判)をセットして、原稿カバーをしっかり閉じる。操作パネルで「拡張」ボタンを押し、用紙をA3に設定して「影消し」の選択をオンにする。ちなみに両端も他ページがコピーされないように影消し設定できるが、ワタシにとっては中央のみがポイントだったので、両端は無視。中央の影消しは0~40mmまで設定できる。初期設定が20mmになっていたので、そのままの設定でカラーコピーボタンを押してみる。

写真1 拡張機能である影消しコピーをするため、原稿カバーをしっかり押さえてコピー

 やっぱり思った通りだった。中央の20mmがコピーされず、空白となってコピーされた。設定を10mmに変更してみたが結果は同じ。空白部分が20mmから10mmになっただけだ。考えて見れば当然とも言える。もともと黒くなるのはその部分がきっちりと原稿台に密着していないからうまくコピーできないのであって、その部分がキレイにコピーできるはずもない。しかも地図の場合、中央にはまったく余白がなく左右のページは切れ目なく連続している。そりゃ無理っていうもんだよなぁ。

写真2 これが影消しコピーの設定

 おそらく、通常の本の場合は少なからず中央に余白があるので、その部分が黒くなってしまうの防ぎ、キレイにコピーするための機能なのだろう。実際、日経パソコンをコピーしてみたところ、中央の黒い部分がコピーされず、キレイな仕上がりとなった。

図面1 日経パソコンをコピーしてみた。左がノーマル、右が影消しコピー

 うーん、期待していただけに残念な結果に終わってしまったが、よく考えればそりゃ無理な相談だよなー。これからも、中央付近の地図が必要なときは今まで通り地図を見ながらペンなどで書き込むしかないな。

拡張コピーはほかにもいろいろ

 「拡張」ボタンを使ったコピーはほかにもいろいろある。原稿サイズ全体が、指定した用紙サイズ内に収まるように自動的に拡大・縮小してくれる「全面コピー」、2枚の原稿を1枚の用紙に割り付ける「割り付けコピー」、とじしろを設定できる「とじしろコピー」、見開きの左右のページを別々の用紙にコピーできる「ページ連写コピー」など。

 取り急ぎ、今まで必要としたことがないのでどれも使ったことがない。今回初めて影消しコピーにチャレンジして見事玉砕したというわけだ。今回、拡張コピーについてそれなりに勉強したので、今後必要に迫られたとき「あ、そういえばこういう機能があったよな」と、頭の片隅で思い出せれば幸い。でもなぁ、自分で設定を変更したことをほんの数カ月で忘れてしまうワタシ、果たしていざというとき、思い出せるのだろうか。かなり不安…。