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 前々回に、引越しの話が出ました。そして、この前、久しぶりに「ナニワ金融道(※注)」を読み返しました。今回はこのふたつから連想されることについて。

連帯保証人制度はなぜなくならないか

 個人が家を借りようとすると連帯保証人が必要になることがあります。親から「連帯保証人だけにはなるな」と言われている人も少なくないと思います。でも、何も考えることなく、そのように子供に伝えていくことは、僕は反対です。

 この制度にそんなに僕が詳しいわけではないですが、ナニワ金融道(※注)に見る限りでは、恐ろしいですよね。この仕組み。僕の親からも昔それで苦労した人がいるという話をまことしやかに聞かされました。ただ、実際の知人には今のところいません。目の前にいたらまた違った意見になるのかもしれません。

 この不気味な制度に初めて触れる機会が、ひとり暮らしを始める引越しの時だと思います。学生などは大体、ご両親が保証人になるかと思いますが、両親が定年していたりする場合は別の人を探すことになります。

 僕らも起業当時は、小さなマンションの一室からスタートしましたので、代表3人の親に依頼したものでした。(その節はありがとうございました)

 そもそもこの連帯保証人制度というのは一体何なのでしょうか。
確かに良い制度ではありません。頼む方だって頼みたくないし、頼まれた方だって引き受けたくないものです。

 だからなくなった方がいい。

 では、なぜこのような制度がそもそも生まれて、その制度によって問題が起きているのでしょうか。それは、「責任転嫁」の思考からくるのではないかと思うのです。この制度に関わる人すべてに、自己責任の思考が徹底されればだいぶ違うような気がします。

 以下、関係を整理してみました。

★連帯保証人を求める人 例)お金を貸す人
【責任転嫁の思考】
万が一、借りた人が逃げた時のための保険として連帯保証人を求める
【自己責任の思考】
そもそも、その人に貸しても良いかどうかを考える

★連帯保証人を求められた人 例)お金を借りる人
【責任転嫁の思考】
自分が借りたものを返せなくなったら他の人におしつけて逃げてしまえばよい
【自己責任の思考】
自分が招いた種なのだから、自分で責任をとるべきだ

★連帯保証人になった人 
【責任転嫁の思考】
信じていた友人に裏切られて大変な思いをする。その結果恨みつらみを言う
【自己責任の思考】
仮にだまされたとしても引き受けた自分の責任として受け止める

 連帯保証人制度というものが誕生したのも、そして保証人がいるのをいいことに借金を他人に転嫁する人がいることも、保証人になったせいで他人の借金を引き受けて大変なことになったと伝聞されていくのもすべて、自己責任の思考をもう少し各自がもっていれば少し違う形になるような気がします。