時には人に見せたくない計算式というのもある。表の作成者とデータを入力するユーザーが別々の場合には、どんな計算が行われているかをユーザーに隠したいこともあるだろう。ワークシートやブックに保護をかけて計算式が上書きされないようにしても、計算式が入ったセルにアクティブセルを移動すれば、数式バーに計算式の全容が見えてしまう。
Excelには、セル内の内容を隠すオプションが用意されている。計算式などの内容を見せたくないセルを選択して「ホーム」タブ右側にある「セル」ブロックの中の「書式」ボタン右にある▼をクリックする。
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図1 「セル」ブロックにある「書式」ボタン右の▼をクリックする |
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表示されるメニューの「セルの書式設定」を実行して「セルの書式設定」ダイアログボックスの「保護」タブを開き「表示しない」チェックボックスをオンにする。
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図2 セルの数式を数式バーに表示させないための設定 |
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これで設定は完了だが、これだけでは計算式が表示されてしまう。計算式を表示させないためには、さらにシートを保護する必要がある。同じ「書式」ボタン右の▼をクリックし、今度は「シートの保護」を実行しよう。
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図3 シートをするまで計算式は表示されたままだ |
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図4 シートを保護するためのダイアログボックス |
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「シートの保護」ダイアログボックスが表示されるので、必要ならパスワードを設定し「OK」ボタンをクリックする。これでセル内の計算式が数式バーに表示されなくなる。
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図5 計算式が数式バーに表示されなくなった |
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