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 ここからは現在使用中のWindows XPパソコンにVistaをインストールする方法を説明していこう。本特集の前半で述べた問題点をクリアしているパソコンに入れるという前提で話を進める。まずは必要なスペックを満たしていること。メーカー製ならCapable PCもしくはPremium Ready PCが望ましい。ただし、メーカー独自の周辺機器やアプリケーションが動かない可能性があるから、2007年1月末以降、メーカーのWebサイトで機種別の対応状況を必ず確認すること。自作は別として、メーカー製の場合、互換性情報がない機種にインストールするのはお勧めできない。

まずは互換性情報の収集

 互換性情報が提供される機種の場合、必要に応じてVista対応のための修正プログラムなどが用意されるはずだ。独自周辺機器や付属アプリは、そうした修正プログラムを適用しないと動かない可能性がある。メーカーのWebサイトを必ずチェックして、必要なものをダウンロードしておく。修正プログラムの配布形態や適用方法などは本記事執筆時点で未定だが、Webサイトや付属の説明書きを必ず読んで実行しよう。

 前述したように、既知の互換性問題があるハード/ソフトがあると、Vistaインストール時に指摘される。あらかじめ診断ツールの「Windows Vista Upgrade Advisor」で調べることも可能だ。非互換のソフトは指示に従ってアンインストールする必要があるが、1月末以降はVista対応の修正プログラムが用意される可能性もある。指摘された製品のメーカーのWebサイトをチェックしよう。

 以上の心得を踏まえたら1月30日以降、エディションとパッケージの種類を決めてWindows Vistaを買ってくる。Home PremiumやUltimateといったエディションは自由に決めてよいが、ダウングレードだと上書きインストールができない点に注意しよう。また、通常版でないアップグレード版はライセンス上、デュアルブートができない。そのため、パッケージ購入前に、インストール方法を決めておく必要があるのだ。

 Windows XPの入ったパソコンにVistaをインストールするには、左図のように大きく3つの方法がある。

 XPの設定やデータをそのまま引き継ぐ「上書きコース」、XPをフォルダーに退避してVistaを新規インストールする「まっさらコース」、VistaをDドライブに新規インストールしてXPと共存させる「まっさらデュアルコース」の3つだ。それぞれメリット、デメリットがある。