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 「上書きコース」は現在のCドライブにあるXPをVistaに書き換える。要するにOSのアップグレードで、通常版とアップグレード版、どちらのパッケージでも可能だ。ただし、ダウングレードはできない。

 この方法のメリットは、現在のインターネット設定やアプリケーションなど一切合切のXP資産を自動的にVistaへ引き継げる点だ。WordやExcelなどのOfficeソフトはVistaになってもそのまま使えるし、マイドキュメントに保存していた文書ファイルや写真ファイルなどは、名称が変わった「ドキュメント」フォルダーに収納される。

 メールも同様だ。Vistaには新しいメールソフト「Windowsメール」が付属するが、XPでOutlook Expressを使っていたなら、送受信したデータや設定が自動的にWindowsメールへ引き継がれる。Internet Explorer 6はバージョン7となるが、お気に入りやCookieなどは自動的に引き継がれる。

 このように「上書きコース」は一番手軽な方法なのだが、問題点もある。最大の問題は、Vistaを消してXPを入れ直さない限り、もう二度とXPへは戻れないということだ。もし、仕事で必要不可欠なソフトや周辺機器があるなら、必ずVista対応状況をチェックして、必要なら修正プログラムを入手しておこう。Vistaを入れた後でうまく動かないことが分かっても後の祭りだ。このため、仕事用のパソコンをいきなり上書きするのはお勧めできない。

ゴミまで引き継がれる

 あまり重要でないアプリケーションや周辺機器でも、もしVistaで動かなかったらゴミになってしまう。使わなければいいだけだが、せっかく新しいOSを入れたのに、ゴミが残るのでは気分が悪い。