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 Excel 2007のワークシートはXFD列×104万8576行の大きさがある。XFD列とは1万6384列のことだから、1枚のワークシートでは、なんと171億7986万9184個のセルを使える計算になる。もちろん、ワークシートのうち、ディスプレイの画面に表示できる範囲は限られているので、少し大きな表を作り始めると肝心な部分がスクロールして見えなくなってしまうこともある。そんなときは、舌打ちをしながらスクロールバーをドラッグするのではなく、ワークシートの賢い表示方法を覚えよう。

 まずは「ウィンドウ枠の固定」。ワークシートの一部をスクロールさせない機能だ。設定した場所は常に表示されているので、大きな表のタイトル部分などを指定しておくといいだろう。ウインドウ枠を固定するには、固定したい位置にアクティブセルを移動する。このとき、アクティブセルの上の行と左の列が固定されるので注意しよう。続いて「表示」タブの「ウィンドウ」グループにある「ウィンドウ枠の固定」ボタンをクリックして「ウィンドウ枠の固定」を選ぶ。

図1 固定させたい項目の右下に当たるセルを選び、「表示」タブ→「ウィンドウ枠の固定」ボタンから「ウィンドウ枠の固定」を選ぶ
図2 選んでいたセルの上の行と左側の列が固定されたままスクロールする

 固定したウィンドウ枠を解除するには、再度「ウィンドウ枠の固定」ボタンをクリックし、「ウィンドウ枠固定の解除」を選べばよい。なお、ワークシートの1行目や1列目を固定したいときは、「ウィンドウ枠の固定」ボタンで表示される「先頭行の固定」や「先頭列の固定」を選ぼう。これらは、アクティブセルの位置にかかわらず、先頭行や先頭列だけを固定してくれる。

 次のテクニックは「ウィンドウの分割」。ワークシートが表示されているウインドウに分割バーを挿入し、分割されたウインドウを別々に操作できるようにする機能だ。たとえば、1行目のセルを見ながら100行目のセルにデータを入力するときなどに向いている。ウインドウの分割は、縦方向と横方向にそれぞれ2分割ずつ、計4分割までしかできない。

 スクロールバーの端にある分割ボックスをドラッグして分割バーを挿入する。分割ボックスや分割バーをダブルクリックすると手軽に分割と解除を行える。

図3 分割バーをドラッグして分割表示したいところまで移動する
図4 行方向も同じように操作できる
図5 ウインドウが4つに分割された

 最後は秘技「新しいウィンドウ」だ。ウインドウ枠の固定も、ウインドウの分割も同じシートを表示することしかできない。Sheet2を見ながらSheet1に入力したいときにはどちらも使えない。そんなときは「新しいウインドウ」機能の出番だ。

 「表示」タブの「ウィンドウ」グループにある「新しいウィンドウを開く」ボタンをクリックすると、タイトルバーに表示されているブック名の後ろに「:2」が追加される。これは、同じブックを2つ表示しているという意味だ。

図6 「表示」タブの「ウィンドウ」グループにある「新しいウィンドウを開く」ボタンを押すと、タイトルバーのブック名の後ろに:2が追加された
図7 続いて「整列」ボタンを押し、「ウィンドウの整列」ダイアログボックスを開く。「並べて表示」をオン選んで「OK」ボタンを押す

 同じく「表示」タブの「整列」ボタンをクリックして「ウィンドウの整列」ダイアログボックスを開き「並べて表示」をオンにして「OK」ボタンをクリックすれば、同じブックを並べて表示することができる。それぞれ別々に操作することができるので、片方で別のワークシートを表示すれば、同じブック内の異なるワークシートを表示することが可能になる。

同じブックを表示しているウィンドウが2つできた。別のシートを表示することも可能

 なお「新しいウィンドウ」を実行して複数表示にしたブックは、次回開いたときも複数表示の状態が保たれる。1つに戻したいときは、どちらか片方のブックを閉じればいい。