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 コンピュータ同士が通信するためには、コンピュータが決められたルールに従って動作する必要があります。その通信のためのルールをプロトコルと言います。

 ネットワーク機器は、場面や用途で定められたさまざまなプロトコルを使い分けて通信を実現しています。すべての通信はプロトコルがあって初めて成り立っているのです。

コミュニケーションにはルールが必要

 プロトコルという言葉を英和辞典で調べてみると、「外交上の儀礼、典礼」や「国家間の協定」などと書かれています。すなわちプロトコルとは、「違った文化を持つ人同士がコミュニケーションするための決まりごと」というのが本来の意味です(pict.1)。

 例えば、国際的な公式行事の席では、「午前中のパーティーにはモーニングを着用する」、「フォークは向かって左側のものを使う」、「スープは音をたてないで飲む」などの暗黙のルールがあります。これらのルールを知らないまま、各国の代表がパーティに参加したらどうなるでしょうか。国家の代表が恥をかくだけでなく、運が悪ければ国家間の友好にひびが入るかもしれません。このように、異なる文化の人とコミュニケーションをとるための約束事や手順を定めたものがプロトコルです。

 コンピュータ同士の通信も、人間同士のやりとりと同じように考えることができます。通信する機器同士が、「通信プロトコル」という共通のルールに従ってメッセージを交換することで、異なる機器同士が効率的に矛盾なくデータをやりとりできるのです。

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 コミュニケーションをスムーズに進めるためのルールがプロトコルです。
 例えば,言葉も習慣も違うドイツ人と日本人が,ある契約を結ぶ場面を考えてみましょう。事前に何の取り決めもなく,ドイツ人が日本人にドイツ語を使って契約の内容を伝えたところで,日本人には理解できないので返答のしようがありません。さらに,返答を待ちかねたドイツ人はしびれをきらしてしまい,契約はいっこうに進まないでしょう。
 あらかじめ,当日は英語で会話することや契約の回答を3日以内に返すなどのルールを決めておけば,契約はスムーズに進みます。