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 コンピュータ同士が通信する場合、データを受け取る側は、相手のコンピュータが送ったデータを正しく理解するために、やりとりするデータの形式を知っていなければいけません。人間同士の会話では、多少わからない言葉や言い方があっても、言葉を受け取った側が内容を推測して理解することができます。しかし、コンピュータは、決められた方法に従った正しいデータの並びのものしか受け付けてくれません。

 つまり、コンピュータがやりとりするデータは、あらかじめ決まっている形にあてはめて送信する必要があるのです。こうすることで初めて、相手のコンピュータに正しく情報を伝えることができます。

データの転送には決まった入れ物が必要

 私たちが手紙を書いて相手に送るときのことを考えてみましょう。伝えたいことを何枚かの便せんに書いて、それを封筒に入れます。たいてい封筒の表にはあて先の住所と名前、裏には手紙を出す人の住所と名前を書きます。当然切手は貼らなければいけません。さらに、速達や親展といった特別な情報を書くこともあります。

 このように、郵便で何らかの情報を相手に伝えるためには、情報を入れ物に入れて、決まった形式に従ってあて先や送る人の名前や住所を記述しなければいけません。

 郵便と同じように、コンピュータ同士の通信でも、送りたい情報を決まった入れ物に入れ、あて先や送信元情報などを決められた形式で相手に送る必要があります(pict.1)。

 このようなデータの形式を「データ転送単位」と呼びます。

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 コンピュータ同士でデータをやりとりする場合は,決められた形式に従ってデータをやりとりする必要があります。
 たとえば,郵便で手紙を出すときのことを考えてみましょう。手紙を郵便で送るときは,封筒に入れて,封筒の決められた部分に郵便番号とあて先の住所,届けたい人の名前を書きます。郵便局側は,このような決められた形式があるので,手紙を確実に届けることができるのです。
 コンピュータ・ネットワークの通信でも,相手のコンピュータにデータを運ぶために使うデータの形式が決まっています。この形式のことを「データ転送単位」と言います。データ転送単位は,送りたいデータ,あて先アドレス,送信元アドレス,データの種類――などの情報が含まれています。
 どの部分にどの種類のデータが入るかといった情報が決められているので,データ転送単位を理解しているコンピュータ同士であれば,データをやりとりできます。