PR

 パソコンの内部には知らず知らずにゴミのような不要ファイルが自然とたまっていく。いわばパソコンの「あか」で、こうしたファイルが生活習慣病の原因だったりする。

 具体的には、下に挙げた4種類がゴミファイル。ゴミがあると、パソコンは遅くなったり不調になったりと悪さをする場合がある。これらは、Windowsに標準でインストールされているツールである程度見つけ出して消去できる。

【生活習慣病を引き起こす原因】
長年パソコンを使っていると、ハードディスクには「ゴミファイル」がたまっていく。これらを消去して健康なころのパソコンに戻そう

 最初は、デスクトップ上の不要なショートカットアイコンから掃除しよう。便利だからと一時的にショートカットファイルを作っておくのはよくあること。もはや収拾がつかない下図のようなひどいデスクトップも見かける。

ここまで散らかっていなくても、多くの人はアイコンをデスクトップに並べているはず。並べるならほどほどに。その理由は…

犯人はショートカット?

 実は、こうした状態はパソコンの起動時間に悪影響を及ぼす。Windowsは、パソコンが起動するときに、デスクトップ上に並んだショートカットのリンク元のファイルをチェックしている。これに時間がかかるのだ。加えて、リンク元が存在していればいいのだが、リンク元が削除されていたときにさらに時間がかかる。別の場所に移動したのではないかとハードディスク全体を自動的に探してしまうのだ。この処理に一定時間がかかり、結果としてWindowsの起動が遅くなる(1の図)。数が多ければ、それだけ時間がかかってしまう。

拡大表示
パソコンが起動してデスクトップを表示する際、ショートカットのリンク元がないと自動的に探し出そうとして起動が遅くなる。「画面のプロパティ」(右の画面)経由でショートカットを掃除しよう

 そこでデスクトップの掃除。Windows XPの場合、デスクトップ上で右クリックし、「プロパティ」を選ぶ。「デスクトップ」のタブを選び、左下の「デスクトップのカスタマイズ」をクリック。現れた画面下の「デスクトップをクリーンアップする」でツールが起動する。デスクトップ上に残しておきたいショートカットだけチェックを外せばOK。デスクトップに「使用していないショートカット」というフォルダーが作られ、不要なショートカットはこの中に移動する。

 残念ながら、リンク元がないものだけをピックアップすることはできない。ファイルごとに最後に開いた日付が表示されるので、移動の対象にすべきかどうか判断しよう。

Web表示が変なワケ

 Internet Explorer(IE)が作るキャッシュファイルも、Webページの表示がおかしくなるなど時々悪さをするゴミだ。例えばインターネットバンキングで、何度ログインを試みても「既に接続済み」とアクセスを受け付けないことがある。

 IEは、一度表示したWebページを保存しておく。これがキャッシュで、ファイルごとに有効期限が設定される。その間はキャッシュを基にしてWebページを瞬時に表示する仕組みだ。ところが、表示中にWebブラウザーを強制終了するなど通常と違った操作をした場合、キャッシュが更新されず表示が正確でなくなる(2の図)。ほかにも、キャッシュが有効期限中にWebページ側が更新した場合も同じ症状に陥る。期限が未設定のキャッシュが悪さをすることもある。

拡大表示
一度表示したWebページは一定期間ハードディスクに保存する。これが原因で表示が正しくなくなることがある。「ローカルディスクのプロパティ」(右の画面)を表示して、これらのゴミをまとめて掃除しよう

 ほかのゴミとして、プログラムが一時的に生み出すファイルや、ネットワークが切断した間でもネット上のファイルを継続的に編集できるようにするオフラインファイルが挙げられる。どちらも悪さをすることはまれだが、CPUの負荷になる。

 以上のゴミについては、別のツールでまとめて削除できる。「スタートメニュー」から「マイコンピュータ」を開き、「ローカルディスク」を選んで右クリック。「プロパティ」の画面下の「ディスクのクリーンアップ」がそれ。少々時間はかかるが、該当するゴミファイルを片っ端から見つけ出して即座に削除してくれる。