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 ディスプレイ表示の良し悪しは、使い勝手を左右する重要な要素。が、時々表示がおかしいまま元に戻らずイライラする場合がある。こうした症状の多くは、ディスプレイドライバーの不適切な設定が原因だ。

 例えば、全体的に画面がぼやけたケースはディスプレイを買い換えたときに起こりやすい。予想していた画面より見づらくてがっかりする前に、迷わずデスクトップ上で右クリックし、「プロパティ」を開こう。「設定」タブで、解像度はメーカーが推奨する値になっているだろうか。推奨値はマニュアルに書かれてある。細かな画素で構成する液晶ディスプレイは、解像度を画素数とぴったり合わせた時に最も美しく映る。画素が1280×1024ドット(SXGA)ならドライバー上の解像度もSXGAにセット(1の図)。これで、SXGAの信号がディスプレイに送られる。

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ボケる原因はドライバーの設定が正しくないため。「画面のプロパティ」で、ディスプレイを最も美しく表示させる解像度(左)とリフレッシュレート(右)にセットされていない可能性が高い

 解像度が正しければ、次は「設定」タブにある「詳細設定」を選択。「モニタ」タブにある「画面のリフレッシュレート」の値をチェックする。リフレッシュレートは、ディスプレイに画像を表示する周波数。この値も推奨がマニュアルに書かれている。たいていは60Hzのはずだ。リフレッシュレートは低くすぎるとちらついて見苦しい。原理的には可能な限り高くすればちらつきは減るが、上げ過ぎも禁物。現実的には推奨値が最もぼやけにくい。

紙の種類は正しい?

 デジカメの普及で、インクジェットプリンターで写真印刷する機会が増えた。これに伴い写真印刷で不調に見舞われることも多くなった。

 よく耳にするのが、一部分だけかすれたり色味がおかしく、期待した通りの印刷結果が得られないという症状。このときまず疑うべきは、目詰まりである。目詰まりとは、印刷ヘッドにあるインクの吐出口(ノズル)が詰まった状態で、正確な量のインクが出せなくなる。6色インクを搭載したプリンターでシアン(青)インクのノズルが詰まれば、青みの薄れた写真になってしまう。詰まりがひどければ、青の部分だけ印刷されずかすれとなって現れる。

 目詰まりは、プリンターをしばらく使わずに放置しておくと起こりやすい。ノズルが乾くためだ。電源を常に入れておくか、月に1回は印刷することが目詰まりを防ぐコツ。なお、印刷中や印刷直後にいきなりコンセントを抜くのは禁物だ。印刷が終わってしばらくすると、ノズルにキャップがはめられ乾きにくくなる。ところが、いきなり電源を抜くとこの処理が省かれてノズルはむき出しの状態で放置され、目詰まりを起こしやすい。

 目詰まりを解消するには、プリンターのクリーニング機能を使う(2の図)。「スタートメニュー」から「プリンタとFAX」を選び、プリンターのアイコン上で右クリック。「プロパティ」にある「印刷設定」を選ぶ。「ユーティリティ」タブにある「クリーニング」をクリックすればよい。ひどい目詰まりでも「3回やればたいてい解消する」(キヤノン)という。

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目詰まりはかすれや色味をおかしくする要因。最近のプリンターは、しばらく使わなかった場合など、電源を入れたときに自動的にクリーニングしてくれる場合がある(左)。プリンターは、ドライバーによってパソコンから命令を受ける。プリンターの設定で用紙が間違っていると、ドライバーに正しい命令がされない(右)

 紙の設定ミスが原因の場合もある。プリンターの設定にある「用紙の種類」が間違っている場合だ。高級な光沢紙を使っても、設定を普通紙にすれば正しく印刷できない。プリンターは普通紙向けと判断し、写真用に精密な色を再現するようにインク吐出を行わないのだ。純正でないサードパーティー製の用紙をセットした場合は、特に注意が必要。純正紙ではないからと、適当に「光沢紙」などを選んではいけない。パッケージには、設定すべき用紙の種類が書いてあるはず。これに従おう。

 「基本設定」のタブを選び、「用紙の種類」を選択する。メーカー純正の用紙は同じ名前の項目を選ぶ。サードパーティ製用紙は、例えば富士写真フイルム「写真仕上げPro」をキヤノンの「PIXUS iPシリーズ」で使う場合は「スーパーフォトペーパー」を選ぶ。