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 またまたダンナの話題だ。先日、ダンナが1枚のFAX紙を持ってきた。見ると、「何年前のもの?」というぐらい、印刷が全体に薄くなってしまっていて、ほとんど判別できない某事務所の案内図だった。普通紙FAXではなく感熱紙FAXのため、年が経つにつれどんどん薄くなり、もうすっかり見づらくなってしまっている。どうやらその事務所とはずっと取り引きがなかったが、また取り引きが始まるかもしれないから、この地図を見えるようにできないか?ということらしかった。

 とりあえず、単純に濃度を上げてコピーしてみた。プラスマイナス3段階まで設定できるので、最も濃度が高い+3に設定してみた。しかしこれでは解読できる状態にまではならなかった。

 そこでワタシが提案したのが、そのコピーしたものに、まだなんとかうっすらでも道路やランドマークが見えるFAXを見ながら手で書き足す、と言う案。やっぱりワタシって、根っからのアナログ人間。でも、感熱紙FAXは時が経つにつれどんどん薄くなっていくから、コピー用紙にボールペンなどで書き足しておくのが一番安全だと思ったのだ。

 ダンナは「それしか方法はないのかなぁ…」とつぶやきながら、しぶしぶ納得している風ではあった。が、そのダンナの言葉を聞いて、「ほかにやり方は本当にないのか?」と、書籍の校正が終わったばかりの疲れた頭で考えてみた。

お得意のスキャンではどうだろう?

 そうだ。ワタシが愛してやまないスキャンはどうだろう?たしか、スキャンするときに濃度なども調整できるはずだ。今までは必要最低限の設定しかしていなかったけど、スキャン設定ダイアログになにかそのようなものがあった記憶がある。

 思い立ったらすぐ実行だ。複合機に原稿をセットしてパソコンでスキャンソフトを起動する。普段は用紙、保存場所、ファイル名、拡張子(PDFにするか画像にするか、など)の設定をしたらいきなりスキャンを始めるのだが、今回はまずプレビューだ。FAXなので、当然モノクロ。「イメージタイプ」という設定をモノクロにしてプレビューしてみる。うーん、ほとんど見えない…。しかも「画質調整」の項目には「しきい値」しかなく、しきい値をスライダーで左右に調節してもまったくダメ。そこで、イメージタイプを「グレー」という設定にしてみた。おぉっ。うっすらながらプレビュー画面に地図らしきものが見えるではないか。

図1 プレビュー画面にうっすらと…

 ここからが勝負だ。スキャン設定ダイアログの方には、画質調整に「明るさ」と「コントラスト」がある。明るさをアンダーにしてコントラストをあげてやるといいのではないだろうか。そう考え、プレビュー画面を見ながら両方のスライダーを微妙に調整していく。ダンナも「もうちょっとコントラストあげてみれば?」なんて夢中になっている。そして「ベスト」と思われるポジションを見出した。

図2 これがベストな調整だ! たぶん…