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 人間だれしも、雑用が多くて、なかなか本来の仕事ができないのはストレスがたまる。これはパソコンを使う時だって同じ。多くのユーザーが不満を感じるのは、起動時に大量のプログラムが読み込まれて、しばらく待たされる時だ。アプリケーションなどを追加していって、どんどん自動起動プログラムが増えてしまった、いわば慢性疲労の状態にある。

 Windowsは起動の際に、システム設定などを記録してあるレジストリの構成ファイル、デバイスドライバー、自動起動するように設定されたアプリケーションなどを次々と読み込んでいく。ユーザーの目に見えるところでは、最後にデスクトップ画面右下の「通知領域」(従来のタスクトレイ)にアイコンがそろって起動完了となる。ところがこれに時間がかかる。

【いろいろなプログラムが起動時に読み込まれる】
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電源を入れてからパソコンの起動が完了するまでの間にはいろいろなプログラムが読み込まれる。一般に、こうした読み込みが多いほど、起動に時間がかかることになる

【通知領域には自動起動・常駐プログラムのアイコンが】
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Windows XPの「通知領域」(従来のタスクトレイ)。矢印をクリックすると自動起動・常駐するプログラムのアイコンを一覧できるが、これが自動起動プログラムのすべてではない。プログラムによっては、アイコンの右クリックで「終了」などを選べる。しかし、これでは次回起動時も、同様にプログラムが読み込まれてしまう

 実は、起動直後にこの「通知領域」に表示されるのは、自動起動するプログラムの一部。それでもずらりとアイコンが並ぶのが常で、正直うんざりだ。

 大量のプログラムが読み込まれる弊害は、起動が遅くなることだけではない。メモリーが少ないパソコンでは、恒常的にパソコンの動作が遅くなる危険性がある。メモリーが足りず、メモリー上のデータをハードディスクへ退避させるスワップが発生しやすくなるからだ。

 また、自動起動プログラムに不具合や不整合が生じて、起動のたびに同じエラーや警告が出ることもある。そこで、使わないネットサービスなどは自動起動させず、必要な時だけ自分で起動させたい。「疲れ」の元を取り去ってやるのだ。

4ステップで起動を阻止

 自動起動プログラムを停止させる際には、2つの点で注意が必要だ。

 まず、各々の自動起動プログラムについて、停止させても問題がないかどうかを判断しなければならない。例えば、自動起動されるプログラムでも、サウンドなどのデバイスドライバーと一体になっていて、終了させると不具合が生じるものがある。停止させていいかどうかは、そのプログラムの名前などから自分で総合的に判断するしかないのだ。

 次に、目的などに応じてプログラムを停止させる方法を選ぶことだ。通常は、次の4つのステップでのぞむ。

 第1のステップは、アプリケーションの設定自体で起動時の読み込みをやめさせること。また、そのアプリケーションを使わないなら、第2のステップとして、アンインストールしてしまうのも手だ。この2つが、一般のユーザーにもやりやすい、いわば王道の手段である。

 さらに、第3のステップとして、自動起動プログラムの登録場所の一つである「スタートアップ」フォルダーから、登録されているプログラムのショートカットを外す方法がある。それでも停止できない自動起動プログラムは、第4のステップとして、Windowsの「システム構成ユーティリティ」という設定画面で停止させられる。