PR

 長年、自分の身体と付き合っていても、きちんと精密検査をしないと分からない体調の変化もある。それはパソコンも同様で、一般ユーザーには判断のつかない不調が進行していることがある。そんな時は専門のツールに頼るのも手だ。

 世の中には、市販製品やフリーソフトなど、たくさんのシステム診断・最適化ツールがある。これらのツールは主に、ハード故障ではなく、システムの不調を検査するもの。それぞれ搭載している機能は異なるが、大きく4種類程度に分けることができる。

【主な診断・最適化ツール】

メーカー名製品名価格
インターコムSuperXP Utilities Pro 54515円
エー・アイ・ソフトDiskX Tools Ver.114515円
シマンテックNorton SystemWorksベーシックエディション4935円
ライフボートWin軽快ツールズ54200円
インターチャネルシステムリフレッシャー4179円
キヤノンシステムソリューションズO&O Defrag V65040円
相栄電器Diskeeper 10 Home Edition3570円
ネットジャパンPerfectDisk 7.0 2000/XP Pro版6195円
SSIトリスター快速XP5023円
※2007年2月現在、価格はダウンロード版のもの

肥大化するレジストリ解消

 まず1つ目が、不要なファイルやデスクトップアイコン、不要なレジストリの設定や不整合などを整理・解消する機能。「クリーナー」などとも呼ばれる。自分では手が届かないシステムの細部まで一気に調べて、何を削除すればいいかなどを示唆してくれる。システム診断・最適化の基本ともいえる機能だ。

 例えばWindows XPのレジストリの実体は、Cドライブの「Windows」→「SYSTEM32」→「Config」フォルダーにある「SAM」「SECURITY」「software」など、いくつものファイルに分かれている。アプリケーションやドライバーなどをインストールすると、そのソフトに関する情報がレジストリファイルにどんどん追加されていく仕組みだ。

 しかも、ソフトをアンインストールしても、再インストールなどの時のために、レジストリの情報は完全には削除されないことが多い。また、Windowsの誤動作でレジストリに不適切なデータが設定されたり、不必要なデータが残ることもある。

 Windowsはレジストリを参照しながら動いているため、こうしてレジストリが肥大化し、設定に不整合が生じていると、目的の情報を参照するための検索時間が長くなり動作が遅くなる。参照エラーが出ることもあるのだ。

 そこで、レジストリ内の「ゴミ」や「不整合」などを削除・修正する必要が出てくる。もっとも、これをユーザーが手動で行うのは至難の業。システムツールに頼らざるを得ない。

 2つ目は、Windowsのアニメーション効果など、システムに負荷をかける余計な視覚効果や使わないサービスを停止させてパフォーマンスを上げる機能だ。ただ、これはあまりやり過ぎるとかえって使い勝手が悪くなる。市販ツールの多くは適度な設定を推奨してくれるので、様子を見ながら設定していきたい。

【パフォーマンスを測定してくれるツールもある】
拡大表示
診断と併せてパフォーマンスの向上を図るツールもある。画面はエー・アイ・ソフトの「DiskX Tools Ver.10」。診断結果の詳細表示では、現状の設定状況を確認できる。チェックが付いているものは既に最適化が実施されているもの

拡大表示
上図左画面で「次へ」を押し、画面の指示に従っていくと、不要なシステムファイルなどを自動的に整理・削除してくれる機能などをそのまま実行できる