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何しろ初めての体験なので、てんやわんやである。
発明に大切なのは「新規性」と「進歩性」
つまり、新しいアイデアであることと、今まであったものよりも優れている部分がある、ことが必要となる。

トコの発明は、「メガネ拭き」だ。
本体は、メガネ拭き用布で出来ているの。
こうやって、手指を入れて使います。

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たったこれだけ?と思うかもしれない。
コロンブスの卵だね。
ティッシュや洋服のすそで、ついメガネを拭いちゃうけど、あれはすごくメガネを傷つけているのよ。だから、メガネ専用布で拭いたほうがいいの。
でも、従来のメガネ拭きクロスは、ハンカチ状の布でしょ。布切れだと、拭きにくいし、さらに、布切れが小さいので、メガネを清掃時に、うっかり指がはみ出して手の油がベッタリと再付着する恐れがあった。
メガネフリークとしては、イライラするのである。
しかし、トコ発明では、手指を袋状部分に挿入することにより、ストレスなく磨けるのよぉ。

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ほらほら、すごいでしょ?

さらに、メガネを中に収納できて、くるくると巻けば、
保管したり簡易な持ち運びも可能にしたのよ。ムハハハハ!!

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この作品を囲んで、テレビのクルーと特許室の方々とわいわい騒いでいたら、
弁理士さんが通りかかった。
ずうずうしく発明品を見せると、なんと、さらにものすごい進歩性を、その弁理士さんが指摘してくれたの。

「一枚の布を単に折り曲げて拭く場合よりも、こういう風に、縫い目が三角になっていますよね。これは、親指とその他の指の角度の開きにほぼ合致します。それによって、両端を接近させた場合、両端の布の一点に圧力がかかることにより、効率的に力を加えることが出来る、という利点がありますね」
だってさ!!

このヘナチョコな試作品を見て、よくもここまで言えるものだわ、と感心したわ。

一点に圧力なんて、これっぽっちも考えなかったけど、そういわれれば確かにそうね。
さらに
「拭く部分が、折り返しになっており、縫い目がないことも、特徴として加えておくと
よいと思いますね~」
ですって。
アタシって天才かも!!と浮かれた。

しかし、この分析こそが、さすが、弁理士の底力である。
やっぱ、高いお金もらうだけの事はあるよね。
立ち話で有益な情報をタダで得たトコは、実にラッキー!!

『2月7日』にオンエアが決定したことで、逆算で行動をしなければならない。
やはり、視聴者の方にも感動を共有していただきたいので、オンエア後即、出来上がった商品をどこかで販売することになった。

『1月18日』
メガネ店に発明品販売の依頼で営業に行った。
ここでも、試作品を見せたら、メガネ専門家からも、好感触の反応をえた。
ますます自信が深まる。

『1月25日』
商品のオシャレ度を高めるために制作協力者となる布作家さんに会いに行き
素材やデザインのことを話し合う。トコのこだわりをかなえてもらうために
かなり突っ込んだ話し合いとなった。

『1月31日』
商品見本が数種類出来上がってくる。日にちが迫っているが、さらにワガママを
言ってしまった。とても、センスが良い。和風と、ナチュラル系とで、合計60個をお願いする。
日にちが迫っているので、大変だとは思うが、無理をお願いした。

人にばっかり無理を頼んで、自分の書類書きが遅れてしまっては申し訳が立たない。
トコも、必死である。
じゅんちゃんから様式見本をメールで送ってもらい、さらに、発明協会主催の弁理士さん無料相談会(要予約)に正月休み明けから数回通い、小難しい言い回し満載の書類をなんとか書き上げたのであった。

例えばですよ。
上記の袋状メガネ拭きを、申請書類に書こうとすると、こう表現する。

《布材で形成されると共に、一辺に開口部を有し、前記開口部から手指を挿入可能な袋状のメガネ拭きであって、前記開口部の所定位置と前記開口部と対向する辺の両端云々・・》
とこうだ。いつものコラムの文体と真逆なので、つらい作業であったぞよ。
そして、たくさんの慣れない漢字を操り、図面を含め、10枚近く書いたのであった。

『2月6日』(オンエア前日)に滑り込みで出願が出来るようにオンライン出願の予約が出来た。
このときに、予納金といって、2万数千円分の「特許印紙」を貼った届出を提出する。
自力でする場合は、特許庁に送付するのだが、時間・手間・通信費がかかる。
この手続きも、発明協会が無料で予納代行サービスを行っているので、利用しなきゃあ、損である。

ところが事前に書類の確認で発明協会に電話をしたら、オンライン出願の時に使う共同PCの使用には、自分の書類をフロッピーで持参するように、といわれ青ざめたわ。
「い、いまどき、フ、フロッピーですか?」
誰もがそう思うだろう。
世の中はVista発売で、騒いでいるというのに。
たまたま、USBケーブルでつなぐ外付けフロッピーの機械を自宅に持っていたので、データの記入は出来る。しかし、フロッピーがない。フロッピーをあせって買いに行ったら、コンビニはもちろん、近所の文具屋にもない。ようやくキンコーズで発見したときは涙ぐんでいたかも。

まあ、そのフロッピーを持ち、オンエア16時間前に、発明協会にある共同利用PCから、特許庁に出願を無事済ませ申請終了。これも、担当の方が丁寧に指導してくださって助かったぁ。

即座に実用新案出願受領書が特許庁から返送されプリントアウトされた時にはちょっと感動した。
この瞬間に、発明家トコ誕生だ。
さあいよいよ、明日はオンエアだ。この3ヶ月の努力の結晶の発表よ。
みんなの反応は、トコの発明品を見て、どうなんだろうか?

続く。

タントーサトーより:
めがねふきでしたかー、
不思議なものでトコさんの説明が科学者のそれのように感じられます。尊敬。。