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 「カヤックさんは何屋さんなのですか?」「どうやって食べているのですか?」そんな質問を受けることがちょくちょくあります。そういえば、以前、カヤックのホームページを見て「本当に実在するんですか?」と問い合わせてきた面接希望者もいます。

 「どうやって食べているのですか?」と聞かれた時は、細かいプロジェクトについて話すと長くなるので、「カヤック&CUPPY(関連会社)あわせて、50人弱のうち25人ぐらいが技術者なので、やっぱり技術で食べている会社なのだと思います」と答えます。

 そこでふと考えたところ、カヤック創業期から10年弱経っていますが、技術者の離職率は結構低いことに気がつきました。確か1人ぐらいしか辞めてない。単に若い技術者が多いからというのもあるのですが、その秘訣を探るべく、弊社のCTOに技術者らしい視点で何か書いてもらうことにしました。

 以下、弊社CTO貝畑政徳からの寄稿です。
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 カヤックグループは、約6割がいわゆるプログラマーなる技術者で構成されている。
 弊社でいうプログラマーとは、PHP・Perl・Java等のサーバサイドの開発者、およびActionScript・JavaScriptといったフロントの開発者を指す。

 別に技術者が特別に優遇されているといったことはないし、過去に何度も死線を彷徨った、7月7日に7つのサービスを立ち上げるという777プロジェクトなる期間もありながら、カヤックの開発者たちはカヤックにとどまってくれている。

 その理由は単純に、技術者にとって居心地がいいのだろう。

 ではどんな会社が技術者にとって居心地がいいのだろうか、一般的な意見を列挙してみると、

 ・スキルの高い人がいる(尊敬できる人とは違う)
 ・研修、教育体制がある
 ・やりたいことができる
 ・賃金に納得

 まぁ、こんな感じである。

 他の業種と違って、ソフト開発の場合、”つくっているもの”を言及する技術者は少ない。
 ソフト技術者の発想の基本は技術先行だ。魅力的な職場の条件は、自分自身のスキルアップにつながって、働きやすいところ、ということらしい。

 では、自分も1人の技術者として考えたとき、果たして上記がカヤックにとどまる積極的な理由として説明がつくか、ちょっと考えてみたい。

 ・スキルの高い人がいる
 → ネットコミュニティが発達している現在、そういう人物が組織の中にいる必要はない。
   ただ、仕事ができればいい。
 ・研修、教育体制
 →調べる気になればネットで情報を入手できる
 ・やりたいことができる
 → これは、知的欲求なわけだが、カヤックには絶対この開発方法でやれ、という指針がない。やれる仕事の内容は当然、本人のポジションによって左右されるが、やり方は自由。
 ・給料
 → 上の条件のような好奇心優先の強い人間には第一優先にならない場合がある。