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 一週お休みをいただいてしまった。ちょっと、ニュージーランドまで遊びに行っていたもんで。一週間、彼の地ではほんとに珍しいほどの好天。マウントクックはふもとから頂上までまぶしいほどの姿を見せてくれた。その美しい旅の映像はもちろんハイビジョンビデオカメラで捉えた。編集は、当然、Mac標準添付のiMovie HDで。しかし、さて、どうやってビデオプロジェクターから100インチのスクリーンにハイビジョンで映し出すのか? 編集済みの映像を、品質を劣化させずに保存するのはことのほか難しいことが判明。またもや出口のない迷路に閉じこめられてしまった。

「アオテアロア」の空は青かった

 ニュージーランドはマオリ語で「アオテアロア」、「白く長い雲がたなびく国」。フワっと軽いが空の多くはいつも雲に覆われ、最高峰マウントクックは雲の上に頭を出す。「世界一美しい散歩道」とうたわれるミルフォードトラックを擁する世界遺産フィヨルドランド国立公園は年間降水量7000ミリにも達し、東京の約5倍の雨が降る。年間にならすと週に4日は雨のはずなのに。旅の間ず~~~っと快晴続きというのは本当に珍しいらしい。

 話はさかのぼって、出発前。雨は多いが、晴れた日は青空が澄み渡り、本当に美しいと聞いていたから、ビデオカメラはようやく軽く小さくなってきたハイビジョンカメラを持っていくことにした。

 手元にはDVDなどと同等の映像を記録できるminiDVカメラがあるが、大スクリーンのハイビジョン映像に目がなれてしまった今となっては、スタンダード映像はもはや見るに耐えない。どうしてもこのタイミングではハイビジョンビデオカメラを連れていきたかったのだ。

 メモリカードに画像を記録する“世界最小・最軽量・フルハイビジョン”の松下電器産業「HDC-SD1」は一番気になる製品だったが、撮った映像をMacに読み込み・編集することができないから選択不可。AVCHDという記録フォーマットは今のところMacでは手も足も出ない。

 では、ソニーのハードディスクレコーダー「HDR-SR1」は?これもAVCHDで落選。miniDVテープに記録する最新のHDR-HC7は発売が出発日に間に合わず、あえなく沈没。旧機種の「HDR-HC3」なら街ですぐに手に入ることが分かったが、いまさら旧製品ではなあ、とオンラインのレンタルショップで借り受けることにした。このあたりの機器は今まさに新機種続々と登場してくる状況なので、慌てて買込むこともない。買ったあとでMacに映像取り込みできないとかのトラブルが生じるのも怖かった。

 というわけで、ソニーのDVテープへの記録方式を取るHDR-HC3を旅の道連れにすることにした。ソニーのWebサイトには録画のフォーマットはHDV1080i。iMovieで映像が取りこめると明記してある。手元にはminiDVテープの使いさしが転がっているし、2、3本持っていけば十分だろう。もし足らなくなったら撮った映像を片っ端からMacに取込んでテープは使い回せばよい。万一、ハードディスクの容量が足りなくなったときのことを考え、外付けの2.5インチのFireWireハードディスクもトランクに投げ込んでおこう。

 で、現地。

 氷河に削り取られた大平原の向こうに氷河を押し出してきた谷がそそり立ち、その向こうに、氷河の源が軒を並べる。

 乾いた空気を通し、日本の数倍の紫外線が容赦なく大地に降り注いでくる。アオテアロアの空は深い紺碧色をたたえていた。素晴らしかった。撮れた映像もさぞかし美しいことだろうと胸が躍る。

 さて、撮りだめた映像の編集だ。長時間撮りだめたものだから、時間はかかるが作業自体は簡単。Macに標準装備されているiMovie HDで切ったり貼ったり。タイトルに凝ったり音楽をかぶせたりで、完成までにはまだまだ時間はかかるが、取りあえずできたところだけでもホームシアターに映し出そうとして、どか~~んと壁にぶち当たってしまった。