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 Home Basicエディション以外のVistaは、タブレットを利用するシーンに対して大幅な機能強化が図られている。タブレットはマウスの代わりにペンを使って入力する機能で、デザイナーやイラストレーターなどにはおなじみだ。実はこの機能、工夫次第でビジネスシーンでも生かすことができる。

 タブレットを利用する場合、USBなどを利用して外付けする方法と、コンピュータ画面がタブレット機能を持っているタブレットPCを利用する方法がある。専用タブレットにペンタッチするか、コンピュータ画面にペンタッチするかの違いだけで、基本的にはどちらも同じ操作だ。

 しかし、外付けタブレットの場合はポイントする位置(タブレット上)と画面上のカーソルが物理的に離れているので、慣れないとポイントしにくい。また、マウスの移動距離に応じてカーソルが移動するマウス操作と違って、タブレット操作の場合はタブレット上の絶対位置をペンで指定しなくてはならない。このギャップに最初のうちは違和感を感じるだろう。その点、タブレットPCの場合は、カーソルがペン先に移動するので直感的に操作できる。

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図1 Vistaはタブレットの利用シーンに対して機能強化が図れている。外付けのタブレット(写真左)かタブレットPC(写真右)の導入を検討してみよう

 気になる文字入力だが、昔と比べると格段に文字認識率が上がった。タブレットが使える状態にあれば、メモ帳やWordなどを起動して文字入力する場面にすれば、自動的に入力パネルが開く。入力パネルのマス目の中に漢字を入力してみよう。ほとんど待たされることなく、こちらの意図する文字に変換される。もちろん、読みを入力して漢字変換することも可能だ。英単語モードにすれば英文もサクサクと変換される。

図2 メモ帳やWordなどを起動して文字入力する場面にすると入力パネルの起動ボタンが表示される

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図3 入力パネルに文字を入力すると自動的に変換される。今回は「日経パソコン」と書いてみた。多少文字が崩れても正しく入力できる

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図4 英単語モードにすれば、英文もサクサク変換できる

 もちろん、実際の文章入力では、キーボードを使った方がはるかに楽だが、タブレット、すなわちペンは、ビジネスシーンのプレゼン時に実力を発揮する。クライアントにプレゼンしている最中に、ペンで手書き情報を追加してみよう。その場で浮かんだアイデアやアピールポイントを、スライドに素早く追加できるのだ。相手に対する説得力がぐっと増す。

 WordやExcelなどでもタブレットは利用できる。例えば、打ち合わせでWord文書を使って説明しているときなどでは、特に強調したい点をペンでマーキングするとか、急に発生した案件をちょっとメモしておくといった使い方ができる。

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図5 PowerPointでは、プレゼン中(スライドショー中)に手書きで付加情報を書き加えられる。具体的には、スライドショー中に右クリックして「ポインタオプション」でペンの種類や色を設定して文字を書く。手書き情報はファイルに付加して保存することも可能だ