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 日経パソコンの編集部で働くようになってから、母親がよく私に電話をかけてきてパソコンの操作を聞いてきます。「顔文字ってどうやって出すの?」「ウイルス対策ソフトの更新ってどうするの?」と、ほとんどの場合は基本的な質問なのですが、昨日の質問は少し困りました。何が困ったかというと、質問の内容ではありません。「私のいた場所」が問題でした。

 普段電話をもらうときは会社にいるか自宅にいるときです。今日電話をとったのは外出先でした。目の前にパソコンがないことがこんなに大変とは思いませんでした。

 質問の内容は「Excelを私だけが見られるようにロックをかけたいのだけれど…」というものです。パソコンが目の前にあれば、「一番左上の方にあるファイルっていうところから右にいったらツールってあるでしょ?それから保護ってところクリックして…」と教えてあげると解決するのですが、今日は目の前にパソコンがありません。

 「えっとー、どっかから保護ってのができるはずなんだけどなあ。うーん。編集とかだったかなあ」と、悩むこと数分。結局解決できず、どうしようかな、と思ったのですが、「あ!ヘルプで検索してみるといいよ。やり方が分かるはずだから」とヘルプを開いてもらいました。

 しかし、今度はヘルプ内での検索が一苦労。私としてはキーワード検索で「保護」とか「ロック」とかを入れるのが一番早いかな、と思ったのですが。キーワードを検索するためにはヘルプを開いた後にタブで「キーワード」を選択しないといけません。ですが…。

 「タブ」ってどう説明したらいいのでしょう。「上にさ、あのー、なんか、でこぼこしたようなのない?なんていうのかな。あのー、付箋、じゃないな。ファイルのインデックスみたいなやつ?え?インデックスって何って?あーうー」と説明できず。結局、「だめだね。帰ったらまた電話する」と電話を切りました。

 IE7もタブブラウザーになり、一気に市民権を得た「タブ」ですが、まだまだ私の母親世代には難しい模様。それ以前に、パソコンは「まだやりたいことを直感的にできる」ところまではいかないのだなあ、と実感した週末でした。