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【Q1】 ネットの著作権で気がかりなのが、みんなで書き込んで作るWebサイト。最近では、ブログ感覚で多くのユーザーが自由に書き込める知識共有型の百科事典サイト「Wikipedia(ウィキペディア)」が有名です。では、ここに投稿された記事の著作権についてご存じでしょうか?正しいものを選んでください。


(1)Wikipediaを運営している非営利団体「ウィキメディア財団」に帰属する
(2)個々のユーザーが、それぞれ自分の記述した部分について著作権を留保する(正解)
(3)著作権は放棄されたものとみなし、誰でも利用可能な公共の文書として扱う

【解説】 一般に電子掲示板への書き込みは、著作権の譲渡や著作物の利用許諾について明確に同意していない限り、個々のユーザーが自分の投稿内容について著作権を保有することになります。

 Wikipediaの規約では、投稿された文章の著作権はGFDL(GNU FreeDocumentation License)というラインセンス形態に則ると明記されています。これは簡単にいうと、あらゆる媒体(Webサイトや書籍など)で自由に利用でき、著作権者に無断で複製や改変、販売も可能。その代わり自分の投稿や、Wikipediaを利用して自分が作った著作物についても同様に他人が自由に使うことを認める、という形態です。実は、オープンソースのフリーOSであるLinuxもこれと同様のライセンス形態(GPL)をとっています。

 選択肢3の著作権の放棄については、著作権法の条文に放棄に関する規定はありませんが、一般的に著作権者が権利を行使しないと明確に宣言すれば、著作権は放棄できます。