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 腕時計型PHSがNTTドコモからリリースされるという。腕時計に向かって指令を叫べば、ジャイアントロボがパンチを繰り出したり、未来の国から「スーパージェッター」の流星号が飛んできそうな心躍るデザインだ。しかし、どうやら電話をかける時は腕からとりはずして使う仕様らしく、残念ながらロボットや流星号のリモコンにはならないようだ。

 リモコンといえば、昨年、世界一シンプルで画期的なリモコンがNHKで公開されたのをご存じだろうか。そのリモコンの名は「お父さんスイッチ」という。「お父さんスイッチ」は、NHK教育テレビで放送中の番組「ピタゴラスイッチ」で発表された。空き箱を用意し、「ボタンを5つつける」「それぞれのボタンにひらがなを1文字ずつ書く」「曲がるストローをアンテナとしてつける」という3つのステップで完成。たったこれだけで父親を操作できるという驚異のリモコンなのである。

 例えば、昨年4月に放送された「ピタゴラスイッチ」では、6歳の少年がボタンに「あ・い・う・え・お」と書き、少年の父親は「あ=あくびをする」「い=いのる」「う=うしろをむく」「え=えらそうにする」「お=おじぎをする」という5つの動作を行った。素晴らしい。

 恐らく母親や妹や隣のおじさんは操作できないことや、機嫌が良くて時間に余裕のある時の父親じゃないと操作できないと思われることなど、実用化するには幾つかの難点はあるものの、これが科学界を揺るがす画期的な発明であることは間違いあるまい。

 さて、冗談はさておき、「ピタゴラスイッチ」は、「ポリンキー」「バザールでござーる」などの人気CMや「だんご3兄弟」のプロデュースでおなじみの佐藤雅彦氏が企画にかかわっている。甘すぎないシャープな可愛さがあるパペットやアニメのデザインに、CM業界で成功した人ならではのセンスが感じられる。

 日用品を用いたドミノ倒し風のギミックや、公園の噴水やら宝塚の舞台のせりあがりやらさまざまなスイッチを紹介する「今日のスイッチ」、お笑いコンビ“いつもここから”による「アルゴリズム体操」など、幼児向け番組ではあるがオトナが見ても充分楽しめる番組。

 たまには童心に返って幼児番組を見るのもオツなもの。「ピタゴラスイッチ」は、NHK教育で毎週水曜日午前10時半より放送中だ。

NHK「学校放送オンライン」から、「ピタゴラスイッチ」紹介ページhttp://www.nhk.or.jp/youho/pitagora.html