PR

 毎日うだるように暑い日が続いている。
 小学生のころ、「夏休みは涼しい午前中に宿題をしてから遊ぶように」と言われたものだが、ここ数日の我が家は朝一番から暑い。起き抜けにいきなり酷暑である。ただ座っているだけで汗がにじむ。うっとうしい。
 散らかり放題の6畳間にテレビ2台、HDDレコーダー2台、DVDレコーダー1台、ビデオ1台、パソコン2台。そりゃ暑いわけだよ、ねえ。

 冷房が苦手なので、20年モノの壊れかけた扇風機だけが頼りである。ただ、時々、ガタッだのゴガッだのヘンな音を立てるのが気がかり。
 こんな日には海辺に繰り出し、スイカ割りでもしたらさぞ痛快だろうが、野暮用に追われる身、おいそれと海に出かけるわけにもいかない。
 近所のスーパーからスイカを買ってきて家の中でスイカ割りをするという手もあるが、それもちょっとどうかと思う。床といわず壁といわず、あらゆるところに散乱するスイカの断片。盛大に飛び散る果汁。家の中はベタベタだ。
 いや、スイカが割れればまだいい。家の中で目隠しして棒なんか振り回したら、狭い我が家はめちゃめちゃである。
 そんなわけで、スイカ割りはあきらめ、今日も蒸し風呂のような家の中で汗だくになって過ごしている。

 さて、昭和30年代生まれの小学生の夏休みの宿題といえば、ドリル・日記・読書感想文・自由研究の4点セットが恒例だったが、サザエさんちのカツオくんのごとき夏休みを送っていた私にとって、8月31日には地獄を見るのもまた恒例であった。
 ドリルと感想文はまだいい。問題は自由研究と日記である。
 上履き、体操着、絵の具、笛はもちろんのこと、果てはランドセルまで学校に忘れてくる私のようなボンクラ小学生が、1カ月も前のことなんか覚えてるわけないし、8月31日の夜に研究課題を考えるのは、泥縄どころか、泥棒が逃げてから縄をなうようなモノである。

 まさか今さら昆虫採集や貝の標本作りというわけにもいかないし、手先が不器用な私には工作も無理。結局、絵の具を乾かす時間がなくてにじみまくりの「花火大会」の絵を、夜遅くまで泣きながら描くことになるのだった。
 さあ、絵は描けた。おざなりだろうが、絵の具がにじんでいようが、ともかく完成である。やっとこれで寝られると思うのも束の間、ああ、まだ日記が残っている!
 「おばあちゃんの家におとまりに行きました」とか「ともだちとあそびました」とか「今日もともだちとあそびました」とか、文章だけなら適当にでっちあげることもできるが、困ってしまうのは天気である。万事休す。

 こんなとき、今だったらインターネットを利用すれば、夏休み中の天気ぐらいすぐに調べることができるだろう。
 テーマさえ思いつけば、「各都道府県の人口」でも「夏目漱石の生涯」でも「縄文時代の食べ物」でも「アブラゼミの羽根の特徴」でも「家庭薬に含まれている成分」でも、夜中だろうが早朝だろうが、インターネットとパソコンで小学生の自由研究の1つや2つ、あっという間に仕上げることも可能である。
 また、「自由研究のヒント」とか、プリントアウトするだけで作れるペーパークラフトのデータなど、悩める夏休みの小学生(と保護者)の助けになる特集を組んでいるサイトも多い。
 ああ、現代の小学生がうらやましい!
 未成年者のインターネットの利用についてはさまざまな論議のある昨今だが、親が夏休みの自由研究を手伝ってやるためのツールとしては非常に便利なモノである。
 この夏、毎日コツコツ宿題に取り組む几帳面な小学生を持つ親も、30年前の私のようなナマケモノの小学生を持つ親も、インターネットを上手に利用してナイスな宿題を仕上げていただきたい。

参考:
Yahoo! きっず 学校と勉強:宿題のヒント:自由研究