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 下の画像は坂本龍馬が新政府の在り方を示した「新政府綱領八策」の直筆史料だ。歴史好きの方の中には目を輝かす向きもいるだろう。実はこの史料、国会図書館に保存されている。画面はそれをデジタル化したものだ。

 ここ数年、所蔵品をデジタル化してインターネットで公開する美術館や博物館などが増えてきた。いわば史料や芸術品をデジタル化した書庫(Archive)という意味で、これらは一般に「デジタルアーカイブ」と呼ばれる。国会図書館や国立公文書館、国立博物館をはじめ、デジタルアーカイブを公開している資料館は数百以上。ほとんどが無料で、各館のホームページにコーナーが設けられている。

 もちろん迫力こそ実物にかなわないが、現地に行かず自宅のパソコンで閲覧できるのはうれしい限り。普段は非公開の貴重な所蔵品や、申請が必要な研究者向けの史料を見られるケースもある。

 今回は、膨大な量の所蔵品を公開している国会図書館を例に、デジタルアーカイブの世界をのぞいてみよう。国会図書館には本のみならず、貴重な絵図や写真などもある。