PR

 インターネットにつなぎ始めたばかりのころ、一番新鮮に感じたコンテンツはライブカムだった。
 初めて見たライブカムのページは、アメリカの小学校の教室に設置されたカメラから送られる静止画像が数秒ごとに更新されるというもの。
 休みの日だったのか、放課後だったのか、最初に見た日は確かカラッポの教室が映し出されていただけだった。でも、それだけで「インターネットは世界とつながっている!」という実感に興奮したのを覚えている。

 モニターの中の小さな覗き窓から、どこか知らない土地の見知らぬ人達の「今」を見る。
 こちらが手を振っても振り返すわけでなし、声が届くわけでなし、ただひたすら一方的に見つめるだけなのだけれど、刻々と変化していく画像を見ているだけで楽しかった。
 その後、またたく間に世界各地の観光地や交差点の風景を映すライブカムサイトが開設され、覗き窓ファンとしては誠に嬉しい限りなのだが、木々の葉が揺れていたり川面の水が光ったり雪が降ったりやんだりするライブカムは、見ているとそのうち飽きる。美しい風景はのんびりとしていて心癒されるが、変化に乏しいのだ。
 かといって、若いオネエチャンが洋服を着替えたり入浴したりするような風俗系のライブカムもちょっとなあ……といった皆さんにオススメしたいのが、動物とコドモが見られるライブカムである。
 舞台や映像の世界では、俳優の間で「見せ場を食われてしまうので動物とコドモとは共演するな」と言われているそうだが、確かに動物やコドモは可愛い。
しかも良く動く。ちょこちょこ動く。その上、思いがけない動きをするから面白い。
 では、まずはコドモが見られるライブカムからご紹介しよう。
 香川県にある産婦人科の谷病院の「Waku Waku あかチャンネル」というライブカムページでは、病院で生まれた新生児を24時間中継中。
 生まれたてほやほやのフレッシュな赤ん坊が見放題!
 無論、新生児なので、あくびしたり小さな手をじわじわ握る程度で、たいして動きはしない。だが、柔らかな新生児の肌触りやミルクの匂いが伝わってくるようで、いくら見ていても見飽きない。
 さて、次は動物が見られるライブカム。動物園の檻の中やペットを中継している動物系ライブカムは多いが、オススメは「ちょこびの村」だ。
 このサイトではハムスター、ミニウサギ、ワラビー、フクロウ、コウモリといったさまざまな種類の動物が動いている様子を、4台の赤外線カメラで昼夜問わず観察できるのが楽しい。
 動物もコドモも可愛い。じゃ、両方いっぺんに見られたらもっと可愛いじゃないか……ということでご紹介するのが、「Mark's Family Cam」だ。これは、アメリカのバージニア州のとあるお宅のリビングルームに設置されているライブカム。
 さすがにココは24時間中継というわけにはいかないが、アクセスする時間によっては、床に寝そべってテレビに熱中している少年や飼い犬の姿を見ることができる。ゴロゴロしている坊ややだらけた犬の映像を毎日見ていると、なんとなく親しいご近所さんのような気分になること間違いなしだ。
 ちなみに、バージニア州との時差はマイナス14時間(夏期は13時間)なので、夜、家族がくつろぐような時間帯を狙ってアクセスされたし。
 さて、最後にご紹介するサイトは、動物でもコドモでもないけれど、24時間動きがあるライブカム「チコマート通天閣前店」。大阪のコンビニの店内に設置されたお店の宣伝と防犯を兼ねていると思われるライブカムだ。
 朝でも夜中でも明け方でも、いつ見ても誰かが買い物している。いや、24時間営業のコンビニだから当たり前なんだけど、遙か通天閣のふもとのコンビニの様子が我が家にいながらにして見られるなんて、なんだか不思議。
 というわけで、風景系や風俗系のライブカムに飽き足らない読者諸兄、動物&コドモ系ライブカムを覗いて、遠くの見知らぬ隣人に思いを馳せてみてはいかがだろうか。

Waku Waku あかチャンネルちょこびの村>ZOOMark's Family Cam, Virginia, USAチコマート通天閣前店