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前回、前々回とこのコラムで「買えない買えない」と愚痴っていたニンテン
ドーDSであるが、4月9日、めでたく購入。ぶらぼー! っていうか、お騒がせ
してすみませんでした。ホントに。

たまたまフラリとアクセスしたAmazon.co.jpで買えたのだけれど、それは本
当にラッキーだったらしく、Amazonでは今も恒常的に品切れ状態が続いている
ようだ。

4月から6年生になった息子はニンテンドーDS Liteのネイビーブルー、私は
アイスブルー。二人で念願の「おいでよどうぶつの森」三昧の日々を送ってい
る。

一人一台なんて贅沢な!…と思われる方もいるやもしれぬが、これがまた任
天堂の商売の巧いところで、「どうぶつの森」というのは1人1台で遊ぶのが一
番楽しいように出来ているのだ。うまうまと任天堂の商略に乗ってしまって悔
しいのだけれど、面白いものは面白いんだから仕方ない。

さて、今、親子でハマっている「おいでよどうぶつの森」というのは、勝ち
負けを決めるようなゲームではなくて、箱庭作りとかママゴト遊びのようなソ
フトである(任天堂のサイトを見たら「コミュニケーション」というカテゴリ
になっていた)。

擬人化された動物たちが生活する小さな村に自分の分身を住まわせ、花を植
えたり、釣りをしたり、虫とりをしたりする。たったそれだけ。

正しい遊び方というのは特に決まっていないようで、釣りばかりしていても
いいし、村の中をフラフラ歩き回って動物たちと会話するだけでもいいらし
い。ごくたまに釣った魚の大きさを比べる大会があったり、部屋のインテリア
の塩梅を採点してくれるといったイベントもあるにはあるのだが、別にそれに
勝っても負けてもどうってことはなく、ただ淡々と毎日が過ぎていく。

また、他のDSで「どうぶつの森」を遊んでいるユーザーのところに赤外線通
信やネット経由で遊びにいくこともできる(これが一家一台ではなく一人一台
で遊びたい最も大きな要因)。無論、遊びにいったからといって、特に勝ち負
けがついたり得点を競ったりするわけではなく、おいかけっこしたり椅子に並
んで腰掛けたりと、ひたすらのんびり過ごすだけなのが妙に新鮮である。

ニンテンドーDSの小さなモニター画面は、「どうぶつの森」の小さな村の小
さな動物たちとの交流を映すのにピッタリで、今日も朝から森に入りびたり
だったわけだが、ひとつ注文がある。

擬人化された動物たちのキャラクター設定だ。台詞のクセが強すぎるという
か、コドモっぽいというか、今ひとつ感情移入できないのである。

たとえば、私の分身が住んでいる村には、喋る前にいちいち「いくわよー」
と言う牝馬や語尾に「だぎゃ」とつけるオスのカエルやマリリン・モンローみ
たいな顔だちで「うっふーん」と言うメスネコがいる。まあ、単に私と趣味が
合わないだけなんだろうけど、たとえば動物たちの台詞回しをカスタマイズで
きる機能があったらありがたい(たまに語尾や挨拶の言葉をカスタマイズでき
るイベントが起こることもある)。

ところで、「どうぶつの森」の村の中には1つだけ店があって、家具から便
せん、釣り竿、薬にいたるまでありとあらゆる商品を売っており、家の建て替
えや捕獲した魚や虫の買い取りも行っている。自分の分身が入村した際には、
まずこの店でアルバイトをすることになっており、店主が「もういい」という
までは村でのんびり過ごせないという厳しいシステムだ。

この店の店主はタヌキである。

タヌキに命じられた仕事が終わっても、家のローンを支払うため、魚や虫を
せっせと捕まえてはタヌキの店で換金しなければならない。

まあ、ローンを払わずにいても構わないのだが、「どうぶつの森」では、あ
れこれ家具を買いそろえてインテリアに工夫を凝らすのも楽しみのひとつなの
で、好みのアイテムを部屋に配置できるよう、家をどんどん改築して広くした
くなるのが、人の性というものである。

改築すればまたローン。返しても返してもローン。しかも支払い先はタヌ
キ。タヌキに足下を見られる生活。ああ、なさけなや。

そして、最初はちっぽけだったタヌキの店は、私の分身がせっせと払った代
金を元手に、最終的には2匹のタヌキ店員を使うデパートに改装されるのであ
る。

おそるべしタヌキ! でも、楽しいから許すぞタヌキ!