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 8月に入り、夏真っ盛りの今日このごろ。
 我が家の5年坊主、ただいま夏休み満喫中である。
 もう赤ん坊の頃のようにおむつを替えたりミルクをやったり公園に散歩に連
れていったりする必要はなくなったけれど、それでも身長140センチの少年が
朝から家にいるだけでなんとなく息苦しい。ただでさえ狭い家がますます狭く
なる感じ。

 ウチの5年坊主の通う小学校の方針なのか、あるいは全国的な風潮なのかわ
からないが、夏休みの宿題の少ないこと少ないこと。
 私がコドモの頃は、夏休みの宿題といえば、漢字ドリル、計算ドリル、工作、
絵、読書感想文、日記…と、やたらと盛りだくさんなメニューで、8月の終わ
りにはコドモのみならずその親までもが苦しんだものだ。
 今年のウチの坊主の夏休みのしおりにも、科学工作だの読書感想文だの、い
くつかの課題があげられているのだけれど、いずれも「提出自由」だという。
つまり、夏休みの宿題は実質ゼロ。やってもやらなくてもよし、やりたい子だ
けが自主的にやればよいという形なのだ。
 ああ、うらやましい。
 しかし、親の立場になって考えると、それはそれで不安なのである。
 「いくら自由っていっても、どれか提出させなくちゃいけないんだろうなあ」
とか「せめてドリルくらい出してくれればいいのに」とか「ゆとり教育ってな
んなのさ」とか、夏休みのしおりを睨みつつ逡巡する日々。

 一方、5年坊主は宿題がないのをいいことに、浮かれて過ごしている。
 ま、それはそれでいいか。
 どうせなら親もいっしょに夏休みを楽しもうじゃないの。いっしょに浮かれ
ようではないの。
 というわけで、5年坊主と遊ぶためにPS2用のソフト「ドラゴンクエスト&フ
ァイナルファンタジー in いただきストリート Special」を、近所のゲームソ
フト店で中古で買ってきた。ま、5年坊主のためというよりも、単に自分で遊
びたかっただけなんだけどね。
 このゲームは、「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」と「い
ただきストリート」という3つの人気シリーズが合体し、歴代の「ドラゴンク
エスト」「ファイナルファンタジー」でおなじみのキャラクターで「いただき
ストリート」を遊ぶというゲームファンにはたまらない設定。2003年に「ファ
イナルファンタジー」のスクウェアと「ドラゴンクエスト」のエニックスが合
併して「スクウェア・エニックス」になったことから生まれた企画だ。
 かつて「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」の攻略に悩み、
ゲーム好きの友人と電話で情報交換していた時代を思い出す。
 今だったらインターネットで簡単に情報を収集できるし、携帯電話なら時間
を気にせずメールできる。しかし、当時は真夜中にゲームに行き詰まると、
「この時間に電話かけてもいいだろうか、いや、いくらなんでも非常識だろう、
でも今すぐ攻略法が知りたい、いや、しかし……」などと、迷いまくったもの
である。
 タイムマシンに乗ってあの頃の私の元へ行き、「あと20年もすると、夜中で
も携帯電話で情報交換できるようになるし、ドラクエとFFが合体したゲームが
発売されるんだよ」と教えてやりたい。でも、20年前の私、携帯の件はともか
くとして、スクウェアとエニックスの合併話は信じないような気がするなあ。
「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」といえば、当時のテレビゲ
ームの東西の横綱といった感じだったし。

 さて、いよいよ親子で「いただきストリート」三昧の日々が……と思ったら、
やれ少年野球の練習だの、友達と将棋を指してくるだの、スイミングスクール
だの、やけに多忙な我が家の5年坊主。これが、なかなか遊んでもらえないの
である。
 仕方ないので、一人モードでコンピューターと対戦する私。
 今日も5年坊主は、私がコンピューター相手にボロ負けしている様子を横目
で見て、「お母さん、ショボいねえ」と言い捨てて野球の練習に出かけていっ
た。
 というわけで、我が子に呆れられながらもショボ母は一人で「いただきスト
リート」三昧の夏を過ごしているのだった。これでいいのか、私!

ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート Special