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 一般にノートパソコンのバッテリーとして用いられるリチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返すと徐々に性能が劣化します。一般論としては電気を完全に使い切ってから100%充電するというサイクルを、300~500回程度繰り返すと、電池容量が半分近くに減ると言われています。

 バッテリーのリフレッシュサービスとは、ノートパソコンなどのバッテリーパックを開封し、内部に組み込んである古くなった電池(セル)を取り外し、新品のセルに取り替えるというサービスです。バッテリーパックの外装や制御回路などは原則としてそのまま継続利用します。リフレッシュサービスの提供業者としてはベイサンなどがあります。九十九電機やソフマップ、ピーシーデポコーポレーションなどが同社と契約しており、店頭でリフレッシュサービスの受付をしています。ベイサンと契約しているパソコン販売会社のサービス受付店舗の一覧をWebサイト(http://baysun.net/refresh/)で確認できます。

 リフレッシュサービスを利用するメリットは主に2点あります。1つは純正品のバッテリーパックを買い直すのに比べ、価格が安くなることです。価格はバッテリーパックの種類ごとに異なりますが、おおむね純正品の購入に比べて3割~4割程度安価になります。もう1つは、状況によりますが、電池容量を増やせる可能性があることです。電池メーカー各社は電池の設計変更などを続けており、リチウムイオン電池の単位体積当たりのエネルギー密度は年々上昇しています。ノートパソコンを購入した数年前より大容量のセルが商品化されていれば、セルを交換することで元来の電池容量を上回る性能を期待できます。

 注意点もあります。こうしたリフレッシュサービスで再生したバッテリーパックはパソコンメーカーの保証の対象外となりますので、信頼のおける専門業者のサービスを利用するのが無難です。ちなみに、バッテリーパックをむやみに開けると発火などのトラブルが起こる恐れがあります。ユーザーが自分でセルの交換を試みるのは危険です。